
定住旅行家ERIKOの地球トレンド
現地の一般家庭に滞在し、生活や文化を体験しながら世界を渡り歩く「定住旅行家」のERIKOが、日本人にはあまりなじみのない国や地域を訪れ、“異国から来た現地生活者”の目線を武器に、知られざるビジネスやマーケティング事情をリポートする。
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第9回2020.04.06「買う前に考えろ」老舗衣料ブランドが消費を促さない斬新マーケファッションブランド各社の環境意識が高まっている。スペインのアドルフォ・ドミンゲスは独自の企業哲学で古くから環境に配慮した商品を展開してきた。そのキャンペーンは単に購入を促すのではなく、消費者に服を買うこと、長く着続けることの意味を問いかける衝撃的なメッセージとなっている。
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第8回2020.02.28食品ロスを減らすアプリ「Too Good To Go」とはレストランやホテルなどで売れ残った食品が販売価格の半額以下で手に入るということで、スペインの若者たちの間で流行しているアプリがある。食品ロス解消を目指して2016年にデンマークで誕生した「Too Good To Go」だ。スペインの食品ロス事情とサービスを利用した様子を紹介する。
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第7回2020.02.18旅行業界が注目する新セグメント「LGBTインバウンド」とは世界最大級の国際観光展示会「FITUR(フィトゥール)2020」が2020年1月22~26日にスペインの首都マドリードで行われた。目を引いたのが性的少数者(LGBT)ツーリズムのセクション。「LGBTインバウンド」は旅行業界でも注目の分野で、スペインはその成功国なのだという。
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第6回2019.10.10スペインサッカー「ラ・リーガ」 “2番狙い”の世界マーケ戦略スペイン人にとって、好きなサッカーチームを応援することは生活の一部といえる。近年は子供が教会で洗礼を受けるより前に、親が子供に応援しているクラブのカルネット(年間パス)を登録する人もいるほど。今回はスペインのサッカーリーグが展開するマーケティング戦略をリポートする。
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第5回2019.09.20救え、子供の耳 社会的弱者へ寄り添うロシアの福祉用具メーカー世界屈指の高齢化社会・日本。高齢者や障害者に対するバリアフリーな世の中に対するニーズが高まっていくのは間違いない。ロシアでも福祉用具開発やリハビリ施設の運営などで注目の企業がある。イストーク・オーディオは補聴器を筆頭に、さまざまな障害を抱えている人にソリューションを提供している。
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第4回2019.09.03深刻化するプラスチックごみ問題 ロシア企業が出した“紙解答”地球環境において最もホットなテーマの1つがプラスチックごみ問題だ。各企業もプラスチックの採用をやめ、環境に優しい素材へ切り替える動きが本格化してきた。この問題に対し、ロシアから革新的な解決策を提示しているのがソエムズだ。同社の紙を使った梱包材は、世界中から高い評価を得ている。
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第3回2019.08.23日本企業も進出 ITを加速させるロシア・イノポリスの都市構想国を挙げてIT産業に注力しているロシアのタタールスタン共和国。前回に続き、“IT都市”として発展し続けている同国内にある科学特区「イノポリス」の内部へさらに足を踏み入れていく。
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第2回2019.08.08大統領が仕掛けたIT都市構想 タタールスタン共和国で今何が?ウクライナ、ベラルーシ、ポーランドなどの東欧諸国でIT産業が発展していることは、日本のメディアでも見かけるようになった。2019年夏に定住旅行(ローカルの家庭に滞在し、その文化や暮らしを伝える)で滞在している、ロシア連邦国内のタタールスタン共和国でもIT産業の進展が著しい。
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第1回2019.07.18広げすぎても面倒なことに ロシア・カルムイク共和国の精肉事業現地の一般家庭に滞在し、生活や文化を体験しながら世界を渡り歩く「定住旅行家」のERIKOが、なじみのない国や地域の知られざるビジネス事情をリポート。これまで48カ国、101の家族と暮らした彼女が49カ国目の定住地に選んだのはロシア内のカルムイク共和国。その精肉会社を直撃した。