※日経エンタテインメント! 2019年7月号の記事を再構成
日経エンタテインメント!の「タレントパワーランキング2019」。ジャニーズ編では、様々なグループの今後に関わるニュースが相次ぎ、「まさか」が止まらなかった1年。その反映のされ方を結果から読み解いてみた。
引退、退所、活動休止など、この1年でかつてないほど進退に関する動きがあったジャニーズ勢。その影響が最も顕著に現れたのが1位の嵐だ。
今年1月27日、2020年いっぱいでの活動休止を発表した彼らは、その翌月に行った調査で直近の11月より2.2ポイント上昇。47.5というスコアは、2年以内では嵐として最も高い数字だ。2位以下もメンバーがずらりと並び、1~6位を1つのグループが独占するという珍しい結果になった。
グループと個人で対照的な結果が出たのはTOKIO。グループとしては16位で昨年4位から大きく後退したが、メンバー個人を見ると、7位になった長瀬智也をはじめ、ほぼ全員の順位が上昇。昨年5月、不祥事の責任を取って事務所を退所した山口達也の一件でグループ活動に大きな影響を受けている彼らだが、残されたメンバーが行った謝罪会見は多くの人の共感を呼んだ。以降も個々で誠実な頑張りを見せていることから、それが反映されたと言えそうだ。
滝沢秀明も大きな変動があった1人。1年前に比べて5.6ポイントアップ、順位も17ランク上昇の8位に。36歳の現役バリバリだったにもかかわらず、昨年末で表舞台から身を引いたのは記憶に新しいが、その理由が「後進育成のため」だったことも関心を高めた要因と思われる。
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