※日経トレンディ 2019年7月号の記事を再構成

2016年に一度はJ2に降格しながらも、入場者数を増やし続けている名古屋グランパス。その裏には、顧客IDの登録推進と、デジタル8割超というチケット販売、それを生かしたメルマガでの集客戦略があった。ビジネスマネジメントランキングは、調査が降格時のタイミングだったため、J2で1位だった。

入場者数を増やす名古屋グランパス デジタルでファンを可視化(画像)

 本田圭佑や吉田麻也といった誰もが知る代表選手を輩出した強豪、名古屋グランパス。10年にはJ1で初優勝した。17年にクラブ史上初のJ2降格を味わったが、1年でJ1に返り咲き、19年は好調が続く。

 ビジネスマネジメント力ランキング(第1回:Jリーグ55クラブのビジネス力をランキング 2位は鹿島、1位は?)では、J2で1位を獲得。平均入場者数やSNSフォロワー数で高ポイントをマーク。J2降格の痛手を経営面に響かせなかった裏には、デジタルマーケティングの成功があった。

【ココを見ろ!】  SNS 
選手が最大のコンテンツ
 選手こそ最も魅力あるコンテンツと考え、SNSでも積極的に情報発信。公式Instagramでは19年1月、Jリーグ選手名鑑のプロフィル用写真を撮影したと、変顔や決めポーズを披露する15人の選手の様子を公開。特に、移籍直後の吉田豊の画像が話題となった。グッズを身に着けた姿なども投稿する。

8割超がデジタル販売。顧客データを集客に生かす

 16年から取り組んだのが、チケットをウェブ上で購入できるJリーグIDの登録者拡大。クラブ独自に無料招待や割引クーポンの配信をウェブで告知し、チケット購入時のID登録を促した。今ではチケット販売の8割以上がデジタル経由。Jリーグチケットの会員数は14万人を数える。

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