デジタルマーケティングで大きな存在となってきているCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)のサービス。適切な施策を打つためには、各サービスの特徴をつかみ、用途に合わせて選ぶ目利き力が必要になってくる。代表的なCDPサービスのほか、マーケティングの支援企業も紹介する。
CDPの特徴を捉えることがデジマの第一歩
ここからは、CDPサービスをいくつかご紹介したいと思います。各サービスの特徴を押さえ、自社に必要なツールを絞ることが、デジタルマーケティングの第一歩です。事前の情報収集が完了したら、Webサイトやパンフレットの情報だけでなく、実際に担当者から話を聞き、本当に必要なツールか? 活用できるのか? しっかりとヒアリングしましょう。
トレジャーデータは、DMPやCDPの分野ではトップクラスの存在感がある企業です。各種DSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)やBIツールなど、連携先が豊富な点が魅力です。導入社数が多く、ユーザーごとに発行される共通IDをキーとして、クライアント企業同士の2nd Party データをシームレスにやりとりできます。
アドテク関連のシステム開発が得意なエバーライズが提供するCDPです。クラウド上でデータを蓄積するサービス「Amazon Redshift」をベースに大量データ処理を可能とし、0.1秒単位のリアルタイムなコミュニケーション施策の基盤として活用できます。米国CDP協会に加盟している国産唯一のCDPでもあります。
MAやBIツール、Web接客やSMS配信の機能が内蔵されている、多機能なCDPです。1つのプラットフォームでデータ収集からアクションまで実施でき、プログラミングスキルなしでも使いやすいインターフェースが用意されています。デジタルマーケティング初心者や、リソース不足の組織に向いているCDPではないでしょうか。
CDP導入は時間も費用もかかるため、失敗すれば悲劇です。導入する側の判断軸をしっかり決めることが重要です。
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