風雲!広報の日常と非日常
現役広報パーソンが社外に向けて情報を発信する喜びと苦悩の日々を赤裸々に綴る。手強いマスコミとのやり取りや、心折れそうになる社内各部署との折衝。ひとたび対応を間違えば、厳しい世間の批判にさらされる……。マーケティングの重要なパートを担いながら、普段は注目されることもなく、黒子に徹し続ける広報。しかし、彼らは知っている。「広報を活用すれば、もっと効果的なマーケティングができるのに……」。現場で培った知見を交えながら、時代に合った“戦略的広報”の在り方について考えていく。
  • iPhoneの初年度目標でジョブズが期待をあおらなかった理由
    第21回
    2019.10.16
    iPhoneの初年度目標でジョブズが期待をあおらなかった理由
    新製品や新規事業の発表会では、良い記事を書いてもらいたいため経営者や担当者から記者の期待を高めるようなフレーズが飛び交いがちです。話を盛りすぎるのは論外だとしても、メディアに対する「期待値」を上手にコントロールできないと、広報は期待を裏切られることになりかねません。
  • 一瞬、アップルに勝利 マーケ担当者からの情報で広報が威力発揮
    第20回
    2019.10.09
    一瞬、アップルに勝利 マーケ担当者からの情報で広報が威力発揮
    ソニー「ウォークマン」の販売台数が米アップルの「iPod」を上回った――。2010年の1カ月間だけのことですが、当時これは“大事件”でした。そのインパクトを効果的にメディアに伝えられたのは、広報がマーケティング部門の担当と密にコンタクトを取り、最新のデータを得ていたからです。
  • 記者との真剣勝負、質疑応答こそ広報の腕の見せどころ
    第19回
    2019.10.02
    記者との真剣勝負、質疑応答こそ広報の腕の見せどころ
    新製品、決算、謝罪――。広報には様々な発表会や記者会見が待ち構えています。その最後の山場が質疑応答です。記者との真剣勝負の場であり、広報の腕の見せどころといえます。経営幹部が口を滑らせ逃げ出したくなることもありますが、見事乗り切ったときは、心の中でガッツポーズをしているのです。
  • 目配せにせき払い、余計なことを言わせないための取材アテンド
    第18回
    2019.09.25
    目配せにせき払い、余計なことを言わせないための取材アテンド
    広報にとってメディアから取材が入ることは大歓迎ですが、取材を受ける担当者をしっかりサポートする必要があります。取材中、何度も「あっ、それを言っては……」と冷や汗をかくことになりかねません。そうした不安を抱かないで済むよう、きめ細かな取材アテンドが重要です。
  • 「原稿確認させてください」と編集部に言うと何が起きるのか
    第17回
    2019.09.18
    「原稿確認させてください」と編集部に言うと何が起きるのか
    自社を少しでも好意的に取り上げてもらいたいのが広報というもの。しかしそうした思いは「もし悪く書かれでもしたら」という不安と背中合わせ。記事が世に出る前に、「原稿確認させてください」と言いたくなるのも無理はありません。実際、言った方もいるでしょう。その結果、メディア側の反応は……。
  • 私は巫女か……事業担当者に「なりきれたら」しめたもの
    第16回
    2019.09.11
    私は巫女か……事業担当者に「なりきれたら」しめたもの
    製品やサービスの開発者にとって、広報パーソンはメディアに対するいわば“代弁者”。しかし当事者ではない故、開発にかける熱い思いを伝えきるのは難しいもの。メディアに売り込むため、なんとか開発者を自分に憑依(ひょうい)させられないものか。それには社内での徹底的な情報収集につきます。
  • お偉いさんから「広報はタダだから……」と言われて
    第15回
    2019.09.04
    お偉いさんから「広報はタダだから……」と言われて
    企業には世の中に伝えたいことがたくさんあります。その際「広報はタダだから」という認識で、何でもかんでも発表したがる“偉い人”たちが少なくありません。広報パーソンとしては「ムッ」としないでもありませんが、感情論は抜きにして、そうした考えがいかに無意味であるか、説明しましょう。
  • 「人は嘘をつく」と分かれば広報の仕事はやりやすい
    第14回
    2019.08.21
    「人は嘘をつく」と分かれば広報の仕事はやりやすい
    誰しも自分に都合の悪い事は話したくないもの。それでも広報はさまざまな情報源にアプローチして“都合の悪い”情報もつかんでおく必要があります。「人は嘘をつく」ことを理解していれば、後で大事になるような事態も避けられます。別に「広報は疑り深い」わけではないので、誤解しないでくださいね。
  • 初めてのプレスリリース、「壮大なドラマ」を書いて大失敗
    第13回
    2019.08.07
    初めてのプレスリリース、「壮大なドラマ」を書いて大失敗
    初めて任されたプレスリリース執筆の仕事。新人広報にとってドキドキの瞬間です。しかし、すんなり原稿が通るほど甘くはありません。少しばかり筆に自信のあった鈴木正義氏でしたが、見事に玉砕。今振り返ればとてもリリースとは呼べない代物だったとか。恥を忍んでその失敗談を公表いたします。
  • 選ばれし広報は「非効率なコミュニケーション」で信頼を築く
    第12回
    2019.07.31
    選ばれし広報は「非効率なコミュニケーション」で信頼を築く
    記者の元には日々大量のプレスリリースが送られてきます。忙しくて目を通さないものも少なくありません。しかし広報の仕事次第で読まれる確率がぐっと上がります。それには信頼関係が不可欠。「プレスリリースを送る」という仕事1つとっても、メディアから選ばれる広報は、地味な作業を惜しみません。
  • 今だから言える、アップル広報はウォークマン発表をこう見ていた
    第11回
    2019.07.24
    今だから言える、アップル広報はウォークマン発表をこう見ていた
    前回のコラムで遠藤眞代さんが「ウォークマンとiPodの新製品発表会がかぶった」という件に触れていました。2005年9月8日ですから、早いものであれから14年。今回は当時アップルにいた鈴木正義氏があの頃のことを振り返り、「戦略的広報」の本質について解説します。
  • ウォークマンvs.iPod 発表日が重なったその日、広報は?
    第10回
    2019.07.17
    ウォークマンvs.iPod 発表日が重なったその日、広報は?
    このコラムの執筆者・遠藤眞代さんは元ソニーの広報。もう1人の執筆者の鈴木正義さんは元アップルの広報。当時、それぞれ担当していた商品が「ウォークマン」と「iPod」。携帯音楽プレーヤーの世界でつばぜり合いを演じていた両製品ですが、発表日が重なってしまいました。そのとき、広報は……。
  • 広報同士の知恵が激突、ネタかぶりの「レッドオーシャンデー」
    第9回
    2019.07.10
    広報同士の知恵が激突、ネタかぶりの「レッドオーシャンデー」
    ライバル企業の発表会は広報なら気になるもの。その中身はもちろんですが、「いつ発表するか」が大問題。同分野の製品を扱う企業同士の場合、記者発表日が重なることも珍しくありません。そんな“ネタかぶり”が避けられないときこそ、メディアの関心を振り向けるべく広報の知恵が試されます。
  • 「なんだこの記事は」 広報が取材対象者に後で怒られないコツ
    第8回
    2019.07.03
    「なんだこの記事は」 広報が取材対象者に後で怒られないコツ
    なんだこの記事は。話したことと趣旨が違うじゃないか――。良かれと思って受けたメディア取材。ところが書かれた内容が取材を受けた担当者の意に沿わず、トラブルに発展するケースも。そうならないよう、広報は媒体の過去記事で予習が必要。その読み方のコツをお教えしましょう。
  • 広報にとって究極の危機管理バイブルは『刃牙シリーズ』だった?
    第7回
    2019.06.26
    広報にとって究極の危機管理バイブルは『刃牙シリーズ』だった?
    会社に危機が訪れたとき、広報は情報収集のため社内をかけずり回ります。問題の本質を完全に把握できる正確な情報こそが、最善の対策につながるからです。しかし、そんなことをしているようではまだまだ。ある格闘技漫画の名作に、「これぞ究極の危機管理」と呼べる名セリフを見つけました……。
  • 記者とつながるため、私は娘の「お弁当写真」をSNSに投稿する
    第6回
    2019.06.19
    記者とつながるため、私は娘の「お弁当写真」をSNSに投稿する
    SNSに文章や写真を投稿している人も多いでしょう。使い方と考え方次第ですが、意外にも日々の投稿が広報に必要なスキルを鍛えるのに役立つのです。少し注意しなければなりませんが、ポイントを押さえれば無料で“広報トレーニング”ができます。そのコツをお教えしましょう。
  • 会社炎上の危機に広報はどう対応すべきか 最大の敵は「組織図」
    第5回
    2019.06.12
    会社炎上の危機に広報はどう対応すべきか 最大の敵は「組織図」
    コラムのタイトルが「風雲」なので、それっぽいテーマで迫りましょう。今回は製品トラブルや企業の不祥事などの際の「危機対応」について。ネット時代の今日、対応を誤れば即“炎上”ということも。起きてほしくありませんが、避けて通れません。会社の大ピンチ、そのとき広報はどう動くのか……。
  • お前に利用価値はない! 経験して思い知ったベンチャー広報の壁
    第4回
    2019.06.05
    お前に利用価値はない! 経験して思い知ったベンチャー広報の壁
    広報の仕事は企業の規模によっても違ってきます。大企業なら当然のようにできることが、ベンチャーだと途端にハードルが高くなる、ということも。今回は大企業とベンチャーの両方の広報業務を担当した経験に基づき、その違いについて整理します。
  • 「広報は華がある」は幻想 現実は泥くさく、気まずい
    第3回
    2019.05.29
    「広報は華がある」は幻想 現実は泥くさく、気まずい
    タレントや社長が登場する製品発表会を仕切り、テレビからの取材にも対応。外資系企業なら日本から記者を引き連れ、海外での発表会なんてこともある広報の仕事。憧れる方も多いでしょう。夢を打ち砕くようで申し訳ありませんが現実を知ることも大切です。今回は地味な仕事の裏側の一端を紹介します。
  • 辛辣な言葉で傷だらけ だから広報は「多少厚かましい人」がいい
    第2回
    2019.05.22
    辛辣な言葉で傷だらけ だから広報は「多少厚かましい人」がいい
    現役広報パーソンがその仕事の裏側を明かしながら、豊富な経験から得た知見を紹介するこのコラム。今回はソニーを経て、現在、広報コンサルタントとして活躍する筆者が、この仕事をするに至った経緯を基に、広報パーソンに必要な資質について考えます。

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