タイトルに入れておくべき要素

 一瞬でもプレスリリースの存在をメディア側の意識に刷り込めれば、いつか記事化につながることもある。そうなると大切なのはやはりメールの「タイトル」です。私の使っているスマホの場合、受信トレイ表示の際に読めるタイトルの文字数は20文字ですが、アンケートでは「タイトルですべて決まるので15文字の宇宙で最高の表現をしてください。開くかどうかのすべてがかかっています」というコメントをいただきました。

 えー、15文字って少ない!!

 独自アンケートの結果では、97.2%の方がメールの目的(発表、発表会、ご参考、人事、イベントなど)は必ず入れておいたほうが良いとのこと。記者さんから「発表会の案内」と気づかず行きそびれた、という話をよく聞きます。ウソのような話ですが、タイトルに【発表会】と入っていなかったという初歩的なミスが原因だったりします。

 しかし思い切りが良すぎてもダメ。「件名が『プレスリリース送付のご案内』(中身が全く分からない上に他社メールとかぶる)だけのメールがなくなることを願っています」との声もいただきました。

 次にタイトルに入れておくべき内容として多かったのは企業名で、知っている会社で70.1%、聞いたことのない企業だとしても42.1%の方が知りたいと思っているそうです。工夫して送信者名に企業名を含めれば、タイトルに入れ込む文字を有効に使えるでしょう。ここでも思い切りが良すぎるのはNG。「タイトルに企業名だけってのはやめてほしい。開いて関係なかったときは時間の無駄感が大きい」とのこと。

 「最近、バズワードを活用した、それ自体がウェブのニュース記事なのかと思うようなタイトルのリリースがありますが、そのまま載せることはないし、本質を見失いそうになるので、極力主観を省いたシンプルで事実のみを伝えるリリースであってほしい」という意見もいただきました。やはり7割以上が「主観的な表現のタイトルにすべきではない」と考えているようです。他にもこのようなご意見が。

 「リリースは何より正確な情報に限る。無駄なあおり文句は不要」

 「押しつけ表現は見かけ倒しのケースが大半なので、スルーする確率が逆に上がってしまうかもです」

 オッと、⽬に留まる⾯⽩いタイトルをつけたリリースも戦略の1つですが、基本はメディアが掲載の可否を判断するのに必要な情報を丁寧に⼊れ込むことです。発表直前は忙しくてそれどころではありませんが、ぜひ⼼がけたいものです。