1000通超えも、1日に受け取るプレスリリース

 次に1日に受け取るリリースの数について。数年前にある新聞社の商品情報の記者さんから「毎日1000件以上のリリースが届きます」と聞いて腰を抜かすほど驚きました。そこで「1日に何通くらいのリリースが届きますか?」「そのうち、1日に何通くらいを開いて確認しますか?」という問いの結果ですが、下の円グラフのようになりました。

1日に届くプレスリリース数
1日に届くプレスリリース数
出所:2019年9月~10月実施「マスコミアンケート」
(c)2019Doen 
1日に開いて確認するプレスリリース数
1日に開いて確認するプレスリリース数
出所:2019年9月~10月実施「マスコミアンケート」
(c)2019Doen 

 分かっていたのに衝撃を受けたのは、プレスリリースを「受け取る数」と「開いて確認する数」の差です。受け取る数で最も多数を占めたのは毎日11~49通の36.1%。それに対して、開いて確認する数で多数を占めたのは10通以下で、約55.6%に達しました。“マメで丁寧な方々”にもかかわらずです。

 一方、半数が毎日50通以上のプレスリリースを受け取っています。取材や原稿書きなど他の仕事もありますから、プレスリリースに目を通すことだけに時間を費やすわけにはいかないのも納得です。数百通以上受け取って全部目を通す方もいらっしゃいますが、企業が想定しているよりも少ないと思われます。「なるべく確認しようとしていますが……」「大事な情報が埋もれてしまうのを受け取り側としても懸念しています」というコメントもあり、大量のリリースをチェックするのがいかに大変かを、改めて考えさせられる結果となりました。

 プレスリリースを書く立場として知っておきたいのは、必ず読まれるという思い込みは大変危険だということ。今回のアンケートでは、メールの件名、発信者、リード文(私のスマホの場合43文字)で開いてもらえるかどうかが判断されるという想定の下、どうすればプレスリリースを読んでもらえる可能性が上がるのかなど、ヒントになる質問もしました。次回以降、紹介させていただきます。