取材獲得に近づけるメディア目線のコトトーク

 消費者目線だけでは取材につながらないこともあるので、各メディア目線のコトトークを盛り込むこともあります。

 例えば展示会を開催するとき、各社から展示概要のリリースが出ます。そこには日時や場所に加え、ブース全体のコンセプトや各コーナーのテーマ、展示内容について記載されています。プレスセッションについても触れられているかもしれません。

 メディア側にとってのコト、つまり「展示会で体験したいこと」は何だと思いますか。

 インスタ映えではありませんが、メディアにとって良い写真が撮影できるかどうかは重要な要素です。展示会を見て回ると、とても素晴らしい事業内容なのに文字だけのパネル展示をしている会社もあり、もったいないなと思ってしまいます。例えば新聞・雑誌やネット媒体が展示会を紹介する記事では、アイキャッチになる写真を使っていますよね。さらに動画メディアとなると、動きのある映像やインタビューが大変重要です。事前にいい映像が撮れるかどうかを知りたい。それいかんで、取材するかどうかが決まります。

 展示会に呼び込みたい場合は、展示会自体を構成するモノ目線からの紹介だけでなく、「写真スポット」「“動き”を撮影できるスポット」「デモンストレーション」「取材対応ができる人」という、メディア目線のコトトークを織り込むと取材獲得に一歩近づけると思います。

 冒頭、実演販売の方のプレゼンテーションでは、人事や総務の課題を挙げ、それに対する解決策としてサービスを紹介していました。あの話術は一朝一夕で身に付けることは不可能ですが、コトを伝えるという手法であれば、すぐにまねができそうです。