
風雲! 広報の日常と非日常
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- 第167回
- 2023.06.01
ChatGPTに負けない広報 問われる情報の精査と“価値”の判断力 ChatGPT(チャットGPT)の登場で、広報の世界にもAIとの競争という認識が広がりつつあります。しかし、必要な情報を収集し、さらにそこからメディアが求める“価値”をすくい取る仕事はまだ人間にかないません。何か引っかかる、辻つまが合わないぞといった感覚も広報には不可欠です。 -
- 第166回
- 2023.05.18
全員クリエイター? 生成AIは広報の仕事をどう変えるのか 「ChatGPT(チャットGPT)」をはじめとする、生成AI(人工知能)に対する注目度は増すばかり。それとセットで語られることが多いのが「この先、自分の仕事はどうなるのか」です。日々の業務で生成AIと接している筆者の鈴木正義さんも、このテーマについて真剣に考えてみました。 -
- 第165回
- 2023.05.11
ChatGPTでプレスリリース作成 キレ気味の質問にも難なく対応 生成AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」を使ってどこまでプレスリリースが作れるのか、挑戦してみた筆者の遠藤眞代さん。指示文(プロンプト)に苦労しながらも、なんとかベースとなる文章は出来上がりました。今回はその後編です。 -
- 第164回
- 2023.04.27
広報ヤバイ、「ChatGPT」でプレスリリースを作ってみた 最近は各メディアで生成AIの「ChatGPT」という言葉を見ない日はありません。もはや広報業務の一部がAIに置き換わるのは避けられないと筆者の遠藤眞代さんは感じているとか。そこで遠藤さん、ChatGPTに初挑戦して、契約企業のプレスリリースを作ってみたそうです。今回はその前編。 -
- 第163回
- 2023.04.13
鋼のメンタルを持つ「ターミネーター型広報」 新人には反面教師 新年度がスタートするこの時期、広報部門にもフレッシュな顔ぶれが見られることでしょう。そんな彼らが抱く、広報に対するキラキライメージをことごとく打ち砕いてきた筆者の鈴木正義さんですが、今年は新人広報に向けたアドバイスを送ることにしたそうです。さて、その中身とは……。 -
- 第162回
- 2023.04.06
不安定なフリー広報の仕事 契約打ち切りを防ぐ頑張りポイント 実は広報というのは、予算を削られる可能性の高い仕事なのです。フリーランスで仕事をしている広報にとっては死活問題。いつも契約打ち切りの恐怖と背中合わせ。しかし、ただ流されているだけではいけません。「この人は必要だ」と思ってもらうためにフリーの広報は何をすればいいのでしょうか。 -
- 第161回
- 2023.03.24
大谷翔平がWBCで放った大ホームランが、広報的においしいワケ 野球のWBC決勝戦、9回裏に見せた大谷翔平選手と米国マイク・トラウト選手との一騎打ちは、野球史に残る対戦として長く人々の間で語り継がれるでしょう。今回のWBC関連のニュースは「賞味期限」がどれも長そうです。そこで筆者の鈴木正義さんは大谷選手が放ったホームランに注目しました。 -
- 第160回
- 2023.03.16
カモられたくなければ、一度は広報のノウハウ本を読みましょう 至って普通のプランに、多額の料金をふっかけてくるPRエージェンシーも存在します。相手を見極められないのが悪いのでしょうか。だとすれば、一度広報に関するノウハウ本を読んでみるのがお勧めです。できれば、自社で自らやってみると課題が浮き彫りになるはずです。数十万円、数百万円の出費を考えれば安いものです。 -
- 第159回
- 2023.03.09
責められた「ひとり広報」 プレッシャーはまるでガリレオ並み? この連載の効果もあり、筆者の鈴木正義さんは他社の広報担当者からいろいろな相談を受けるそうです。今回は現在話題の「ひとり広報」の方からの、社長に言われた一言に関する相談についてです。メディアへの露出を獲得したのですが、「意味がない」と言われてしまいました。さて、鈴木さんのアドバイスは…。 -
- 第158回
- 2023.03.02
K-POPの「推し活」に、プロの広報も負けてらんない! 大好きなアーティストを熱烈に応援する「推し活」には、広報として学ぶべき点がたくさんあるそうです。その手法もさることながら、発想の自由さに筆者の遠藤眞代さんは大いに刺激を受けたとのこと。ファンコミュニティーに身を置き、自らの推し活を通して、広報の仕事を見つめ直しました。 -
- 第157回
- 2023.02.16
下半身が見えないオンラインのプレゼン、なぜプロは「立つ」のか 「TED」を見て、自分もあんなふうに聴衆を引きつけるプレゼンができれば、と思ったことのある人は多いでしょう。話術が大切なのはもちろんですが、日本人が何かと苦手なのが身ぶり手ぶりです。「非言語コミュニケーション」のスキルが問われているのですが、認識の甘さがあるようです。 -
- 第156回
- 2023.02.09
番組収録で頭が真っ白 取材対応の失敗から生まれたQ&A作成法 著書『マスコミ対策の舞台裏』のプロモーションで、取材を受けたりラジオなどの番組に出演したりする機会を得た遠藤眞代さん。しかし、実は人前で話すのが苦手なのだそうです。大失敗も犯した今回の経験から気づいたことがありました。 -
- 第155回
- 2023.02.02
誠実回答で記者がパニック 「ダメ元の質問」を繰り返すマスコミ 企業にはマスコミに対して、そもそも「答えられないような質問」というのがあります。そんなことなど先方も承知の上。ダメ元で何度も聞いてきますから、これは一種の“お約束”といったところでしょう。ところが、これに答えてしまう企業幹部もいます。誠実さは美徳ですが、逆にメディア側を混乱させ、悩ましい事態になることも。 -
- 第154回
- 2023.01.26
広報が自ら登壇者に 「自腹発表会」で得た何物にも代え難い学び 初の著書『マスコミ対策の舞台裏』の出版記念発表会に臨んだ遠藤眞代さん。いつもは広報として発表会を仕掛ける側ですが、今回は自らが主役です。壇上からメディアの記者やライターたちを前にすると、裏方では分からなかったことが見えてきたそうです。 -
- 第153回
- 2023.01.18
1億総発信者時代、広報が気にしておきたい「トーカビリティ」 今、広報なら気にかけておきたいキーワードの1つが「トーカビリティ」です。ざっくり言えば「話のネタになりやすい話題」といったところでしょうか。単なるニュースも、視点の工夫で話題性がアップします。そのコツを解説します。 -
- 第152回
- 2022.12.28
初の著書発売を機に、心に潜む「広報遠藤」と向き合ってみた 人生、何が転機となるか分からないものです。筆者の遠藤眞代さんは、まずソニーを退社してフリーランスの広報になったことが大きな転機となりました。そして今回、初の著作を出版し、これも転機になりそうです。大きな決断をするときは、いつも心の中に潜んでいる、もう一人の「広報の自分」と向き合うそうです。 -
- 第151回
- 2022.12.22
エレベーター前は取材の危険ゾーン 記者の攻めをかわす奥義とは 取材が終わって和やかなムード。自然と緊張も緩み、雑談が弾むこともしばしば。このひとときは、取材対応者にとっても楽しいものです。しかし油断は禁物。相手は記者ですから、そこで見聞きしたことを記事に書かれてしまうかもしれません。そして最後の最後に、危険ゾーンが待ち受けているのです。 -
- 第150回
- 2022.12.15
言葉の「否定形」が生む誤解 ポジティブ表現へ言い換える 「反対の反対」のように2度否定を繰り返せば肯定になりますが、分かりにくくて混乱の元。しかし、あまり意識せずにこうした否定形を重ねて使ってしまうことはありませんか。よく理解しないと「どっちだっけ?」と迷ってしまい、コミュニケーションに誤解が生じます。特に広報はメディアとのやり取りで気を付けたい表現です。 -
- 第149回
- 2022.12.08
ウチの社長は「反乱軍の首領」 経営トップの面白い肩書の効用 肩書は自分のポジションを相手に示す大切な記号。どの企業も似ていますが、突拍子もない名称に変えてみたらどうなるでしょうか。特に社長のような社を代表するスポークスパーソンの場合、思わぬ効果が生まれることも。実はその「肩書」に込めた思いが企業の本当の姿を表しているのかもしれません。 -
- 第148回
- 2022.11.17
経営者に分かってほしい、広報の「生意気」は企業を守るため 疑問があれば、すぐに解決しておきたいのが広報というもの。それが経営者から出た話だとしても、問題点は潰しておかなければ大きなトラブルの“火種”となりかねません。時に否定的な指摘に対して「生意気だ」と思われるかもしれませんが、リスクを最小限に抑えるために広報は発言すべきなのです。 -
- 第147回
- 2022.11.10
会社をピンチに陥れる「声の大きい人」にご用心 会社の不祥事や様々な危機に広報として備えておくのは当然ですが、何でもかんでも「謝罪」で済ませてしまうのも会社にとってマイナスです。そうならないためには、判断がブレないような「基準づくり」が大切。そこで考えたいのが、不祥事に伴う「失敗コスト」です。 -
- 第146回
- 2022.10.20
会社の危機対応、これだけは絶対にやめて! 政治、経済、スポーツ・芸能界……。不祥事があふれる昨今、危機対応の力量が問われています。何かあれば真っ先に矢面に立たざるを得ない広報としては、日ごろから態勢を整えておきたいものです。それでも危機に直面すると、現場は混乱してしまうもの。どうすればいいのでしょうか。 -
- 第145回
- 2022.09.29
どうする広報のKPIと評価 記事数では「もうムリ」の悲鳴も 企業に所属しているビジネスパーソンであれば、仕事や業績の評価は避けて通れません。広報部門もそれは同じですが、その方法が意外と悩ましいそうです。メディアに露出した「記事数」は1つの分かりやすい指標ですが、それだけで評価してしまっていいのでしょうか。 -
- 第144回
- 2022.09.15
記事掲載の“大波”を起こすには、信頼できるメディアを見極める 1本のWeb記事が、他のメディアに波及して掲載が続く“大波”を引き起こすことがあります。ブログやSNSの話題の情報源が、あるメディアの記事だったということもしばしば。だからこそ広報の仕事として、信頼性の高いメディアや書き手を見極め、しっかり情報を届ける重要性が増しているのです。 -
- 第143回
- 2022.09.08
夢と勘違いでいっぱいの広報ライフ 即戦力は意外と営業経験者 広報の仕事に興味を持つ若い人は少なくありません。きっと華やかなイメージがあるからでしょう。そんな人に筆者の鈴木正義さんは厳しい現実を突きつけます。どうやら“おしゃれビジネスパーソン”の世界は広報にはなさそうです。では、どのようなキャリアの人が広報として即戦力になり得るのでしょうか。 -
- 第142回
- 2022.08.25
BTSの記者発表会を検証! 今すぐまねできる、心憎い演出が続々 エンターテインメントの世界で今、トップを走るアーティストと言えばBTSでしょう。素晴らしいのは歌やダンスだけではありません。新曲などの記者発表会も見事な対応を見せます。型にとらわれず、最適な情報発信を実現するその手法を分析しました。 -
- 第141回
- 2022.08.18
危機対応で社長が放ったまさかの指示 ピンチで守るべきものとは メーカーにとって頭の痛い、現在の商品不足に部品不足。実はこうしたピンチは以前にもありました。マスコミからの問い合わせにどう対応すべきか、広報を務める筆者の鈴木正義さんは社長の元へ向かいます。そこで告げられた社長の言葉に驚いた鈴木さん。さて、会社はこの危機をどう乗り切ったのでしょうか。 -
- 第140回
- 2022.08.04
Z世代狙うPCに「クラリーノ」 口先だけのSDGs広報は失敗する レノボ・ジャパン(東京・千代田)はZ世代を狙い、サステナブルなものづくりを意識して天板にクラレの人工皮革「クラリーノ」を使用したノートパソコンを発売しました。そこでレノボの広報を務める筆者の鈴木正義さんは、クラレと共同で広報を実施。意外な2社の共同広報、成功のカギは何だったのでしょうか。 -
- 第139回
- 2022.07.21
老舗ブランドがゲーム市場に後発参入 広報が取った「奇策」とは NECパーソナルコンピュータがゲーミングPC市場に参入しました。しかし後発で、なおかつ「NEC」のブランドイメージはどうもゲームとそぐわない。記事にしてもらうのは厳しそうです。そこで筆者の鈴木正義さんはある“奇策”に打って出ました。果たしてうまくいったのでしょうか。 -
- 第138回
- 2022.07.14
追悼・かないまる氏 ソニー“音の神”はメディア対応も神だった ソニー、そして日本オーディオ界のレジェンド「かないまる」こと金井隆さんが2022年7月2日にお亡くなりになりました。筆者の遠藤眞代さんにとっては、一人前の広報になるためお手本にしていた方だったそうです。新型コロナウイルス禍が落ち着いたら、インタビューさせてほしいとお願いもしていました。追悼の思いも込めてお届けします。 -
- 第137回
- 2022.07.05
やってはいけないトップダウンの記事依頼 編集権の壁は破れない 会社の偉い人が自分の人脈を通じて、メディアに記事を書いてもらうよう働きかけることがあります。本人は良かれと思ってのことですが、広報にとっては“ありがた迷惑”となることも。むしろこれは「やってはいけない」行為なのです。 -
- 第136回
- 2022.06.27
広報の仕事は「不確実の塊」 切り札を使いこなしてゲームに勝つ 情報をメディアに売り込んでも、それが記事や番組になるかどうかは露出するまで分かりません。ある意味、広報の仕事とは「不確実の塊」と言えるかもしれません。そこにはゲーム的要素もあります。手持ちのカードを、タイミング良く切りながら記事掲載へと結び付ける。そこがまたたまらないのです。 -
- 第135回
- 2022.06.09
名物社長が最後の「ワガママ」 退任直前のあっぱれな広報活用 ゲーム好きとしても知られた、NECパーソナルコンピュータおよびレノボ・ジャパンのデビット・ベネット氏が社長を退任しました。普段からもの分かりのいい社長でしたが、退任直前、広報にある「ワガママ」なお願いをしました。それは全く記事にはなりませんでしたが、社長と広報機能の重みを再認識させられるような見事な「置き土産」でした。 -
- 第134回
- 2022.06.02
プレスリリースを劣化させるな 「日本初」への注意喚起の裏側で 今やメディア関係者の間ですっかり定着した、プレスリリースの配信代行サービス。大手メディアへ情報を簡単に届けられるので、広報にとっては“夢のような”サービスです。しかし一方で、その手軽さを逆手にとってとんでもないリリースを配信する企業も。便利なサービスだからこそ、こうしたプレスリリースの「劣化」を許してはなりません。 -
- 第133回
- 2022.05.26
広報は企業の「歴史づくり」に関わっているという視点の大切さ 自分が広報を担当した製品やサービスが、その後大ヒットして世に長く語り継がれるようになることもあるでしょう。つまり広報は企業の「歴史づくり」の一翼を担っているのです。一時の失敗や苦難、苦悩も、時がたてば学びのある印象的なエピソードになることもあります。 -
- 第132回
- 2022.05.19
広報テクの勝利 降格ラグビーチームの「覚悟」で見出しゲット! 広報なら、こちらが狙ったフレーズやキーワードをメディアの「見出し」で使ってもらいたいもの。もちろん、見出しはメディア側にとっても読者や視聴者を引きつける最重要項目ですから、広報の思い通りにはいきません。しかし“採用確率”を上げる手はあります。その成功事例を紹介しましょう。 -
- 第131回
- 2022.05.12
記者に「面白そう」と思わせる広報とは? 第一印象を甘く見るな 新しい商品やサービスは出合いの場、記者の第一印象がとても大事。最初にネガティブな印象を抱かせては、挽回不可能も覚悟しなくてはなりません。記者に中立的な状態で商品やサービスに向き合ってもらうのは思っているよりも大変です。電話や発表会の案内状のメールから“印象づくり”は始まっているのです。 -
- 第130回
- 2022.04.28
「ヤマタノオロチ伝説」で学ぶリリースの書き方 起承転結はNG このコラムを執筆している鈴木正義氏の著書『もし幕末に広報がいたら 「大政奉還」のプレスリリース書いてみた』からとっておきのエピソードを紹介。今回取り上げたのは「ヤマタノオロチ伝説」です。これがプレスリリースの書き方をおさらいするのに、もってこいの題材なのです。 -
- 第129回
- 2022.04.20
広報の持ち物全部見せます コロナ禍での発表会向け便利グッズ リアルで開催される発表会が増えてきました。とはいえ、まだまだ新型コロナウイルス感染症に油断してはなりません。感染防止に備えつつ、安全な発表会を開くためにはどんなグッズがあると便利なのでしょうか。その一例を紹介します。 -
- 第128回
- 2022.04.14
新人広報はトラウマに? メディア対応の「魔の時間帯」は何時か 新聞記者が原稿を出稿しなければならない夕方は、広報にとって要注意の時間帯です。そんな時に新人広報が下手な売り込みでもかけようものなら、トラウマになりかねません。恐ろしい「魔の時間帯」ともいえますが、「チャンスタイム」に変えることもできます。