会社は背中を押してあげてほしい

ゆうこす C Channelでは社員インフルエンサーを育成する取り組みは行っていますか。

和田さん。 社員ではありませんが、素人を発掘するという取り組みはやっています。裏方気質の社員が多いので表に出るのはなかなか難しいのですが、ゆうこすさんの会社でもインフルエンサーの社員さんがいますよね? コミュニケーションをかなり取られているんですか。

ゆうこす 実は毎月面談を行っています。いきなり会って「じゃあ話してください」と言われても、上司には言いづらいと思うんです。なので、デザイン的にもかわいいスプレッドシートをあらかじめ作って、その子自身のやりたいことや、今不安に思っていること、挑戦したいこと、SNSで悩んでいること、会社に求めていることなどを、事前に書いてきてもらっています。もちろん、何を書いても怒らないことが大前提ですが、それを見ながら話すと、「言いづらい」状況を回避できるのではないかと。

 和田さん。のお話を聞いていると、所属している会社にお返ししたいという思いが伝わってきます。

和田さん。 ちょっと人気が出てきたら、会社のことはどうでもよいと思ってしまったり、会社とは殺伐とした関係なってしまったりする人が結構いますが、両者にとって良い関係になるにはサポートし合うというか、コミュニケーションが大事になってくるのは間違いありません。

ゆうこす 今、SNSが分からないけれども挑戦したい若者がいて、会社としてもそういう人が生まれてきたほうがメリットはあると理解していても、どうサポートすればよいのか、そもそも誰を担当にすればよいか分からないケースがほとんどだと思います。

 和田さん。も最初は会社に背中を押してもらって、試行錯誤をしていたとおっしゃっていましたが、実は私もそうなんです。最初から「モテ」とか「ぶりっこ」を確立できていたわけではなくて、配信をしながら、ユーザーからフィードバックをもらいながら自分の個性とか軸が定まっていきました。最初に誰かに背中を押してもらえるのが、一番大切だと思います。周囲でSNSの運用に興味を持っている人がいたら、コミュニケーションを取りつつ、その子の成長を手厚くサポートしてあげたら、双方にとってよい結果になるのではないかと思いました。

 最後に、和田さん。の今後の展望を教えていただけないでしょうか?

和田さん。 自分の武器は、インフルエンサーだけを経験した人には分からない、現場で経験した課題や、一般社会人的な目線です。インフルエンサーとして活動していきたい人のサポートだけでなく、前職である美容部員の活性化や底上げ、自分が今まで通ってきた道の中でぶつかった課題をどんどんクリアにできる事業やサービスを立ち上げたいと思っています。お世話になった美容業界に対して、新しいサービスで盛り上げていきたいですね。今年1年はYouTubeを一生懸命頑張って、来年あたりで化粧品のプロデュースなどもできたらいいなと思っています。

ゆうこす それはすごく楽しみです! 和田さん。と企業とインフルエンサーについてお話をしてきましたが、最初からスーパースターというインフルエンサーはほとんどいません。いろんな経験をしている人が一流のインフルエンサーになれるので、もし社内でSNSを使って情報発信をしたい人が現れたら、会社側は背中を押してあげてほしいと思います。

和田さん。の今後の活躍に期待しています!
和田さん。の今後の活躍に期待しています!

(写真/稲垣純也)