
小口覺の意識低い系マーケティング
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- 2023.02.24
佃煮「ふじっ子煮」人気の味はエリアで大違い 西の境は姫路? 昆布のつくだ煮で50%以上の市場シェアを持つ「ふじっ子煮」や、「おまめさん」などのロングセラー商品で知られるフジッコ。昆布や豆といった伝統的な食材をベースに、売り上げは創業時から右肩上がりを続けている。なぜフジッコは強いのか、執行役員で昆布事業部長の紀井孝之さんを直撃した。 -
- 2022.09.01
エースコックがヒットを生んだ「√2の法則」 母の日コラボも 強豪ひしめく即席麺業界。その中で、「わかめラーメン」や「スーパーカップ1.5倍」「スープはるさめ」といった独特な商品をヒットさせてきたエースコック(大阪府吹田市)。なぜ業界初となる斬新な商品をヒットさせられるのか、エースコックマーケティング部の森本潤一さんを、小口覺氏が直撃する。 -
- 2022.07.27
宣伝なしで売り上げ好調の「パインアメ」 秘密は“おばちゃん” 2022年で発売から71年を迎える「パインアメ」。黄色くて穴の開いた、シンプルかつ昔ながらの“アメちゃん”が、なぜかSNSでも話題に事欠かない。食品からグッズに至るまでコラボ商品も数多く登場している。なぜパインアメが人気なのか? パインで広報をリードしてきた井守真紀さんを小口覺氏が直撃する。 -
- 2022.05.25
アオシマ、ガールズプラモで若者層、呼び込み君ミニで主婦層攻略 独自路線を貫く模型メーカー、青島文化教材社(アオシマ、静岡市)。近年、売れているのがアニメなどを基に作られたガールズプラモだ。さらに、スーパーマーケットなどで使われる販促機器をミニトイ化した「スーパーサウンド『呼び込み君』ミニ」もヒット。キャラ系担当者を小口覺氏が直撃する。 -
- 2022.05.24
“やる気と根性”でコンプラを超える 実は手堅いプラモのアオシマ マニアックな模型で知られる模型メーカー、青島文化教材社(アオシマ、静岡市)。最近では、スーパーマーケットの販促機器をミニトイ化した「スーパーサウンド『呼び込み君』ミニ」のヒットも記憶に新しい。攻めた商品を出し続ける理由について、スケールモデル、キャラクターモデルの担当者を直撃する。 -
- 2022.04.08
金鳥の「業界初」戦略 火のないところに煙を立たせる 「金鳥の渦巻」(蚊取り線香)に始まり、「キンチョール」「タンスにゴン」とヒット商品を出し続けてきた大日本除虫菊(大阪市)。面白くインパクトのあるテレビコマーシャルや広告でも耳目を集めてきた。その原点はどこにあるのか、同社の宣伝に長年携わってきた専務取締役の上山久史さんを小口覺氏が直撃する。 -
- 2022.02.28
やわらかい「あずきバー」は3回失敗 井村屋の斬新アイデア戦略 「あずきバー」「肉まん・あんまん」でおなじみの井村屋(津市)。具のない中華まん「すまん」など、他にない個性的な製品でも話題を呼んでいる。1896年(明治29年)創業、ようかんなど和菓子づくりから始まった老舗が、なぜ斬新な製品を生み出し続けているのか。井村屋グループ本社を小口覺氏が直撃する。 -
- 2022.01.25
「たべっ子どうぶつ」がコンビニでバカ売れ 裏に若者向けマーケ ロングセラーの菓子「アスパラガスビスケット」「たべっ子どうぶつ」などで知られるギンビス(東京・中央)。「たべっ子どうぶつ」のキャラクターをグッズ展開することで、子どもを持つ親だけでなく、若い女性にもリーチして売り上げを伸ばしている。マーケティング部の石川麻樹さんを小口覺氏が直撃する。 -
- 2021.12.24
面白水道用品メーカー、カクダイは「下半身」が強い メタボ、やかん、バナナ、おでん……数々の面白蛇口を発表し、その存在を世間に知らしめてきた水道用品メーカー、カクダイ(大阪市)。しかし、ネタだけで生きていけるほどビジネスの世界は甘くない。カクダイがネタで笑いを取りながら、しっかり利益を上げている秘訣(ひけつ)はどこにあるのか? -
- 2021.12.01
アイマスコラボで爆益! 銚子電鉄「何もしないのが一番のリスク」 「日本一のエンタメ鉄道」を標榜し、ジギャグ(自虐+ギャグ)路線を突っ走ってきた銚子電気鉄道。一発狙いの映画制作「電車を止めるな!」を公開し、ついには女性車掌の写真集まで発売した。ソーシャルゲームとのコラボなど、次々と新企画を繰り出す竹本勝紀社長を、小口覺氏が直撃する。 -
- 2021.11.12
マヨネーズから烏龍茶まで 仁丹だけじゃない、森下仁丹の突破力 口中清涼剤「仁丹」のイメージが強い森下仁丹だが、近年は健康食品の通信販売や、他社への原料供給で売り上げを伸ばしている。同社が開発した機能性表示食品の素材や、強みとするカプセル技術について、森下仁丹社長の森下雄司さんを小口覺氏が直撃する。 -
- 2021.11.11
ロングセラー「仁丹」の広告戦略 街の目印から自虐SNSへの変遷 1905年に発売された口中清涼剤「仁丹」。今も根強いファンがいて、Twitterの公式アカウントや「食養生カレー」「薬膳おせち」といった商品が話題になることも多い。その広告戦略について、森下仁丹社長の森下雄司さんを小口覺氏が直撃する。 -
- 2021.10.19
「忍者は有名だから」 大阪で民泊ホテルに忍者屋敷誕生のわけ 2021年9月、大阪・日本橋東に13階建ての民泊ホテル「LEGALIE 日本橋東 ANNEX」がオープンした。最上階は忍者をコンセプトとした部屋で、どんでん返しの隠し扉、隠し部屋など忍者屋敷さながらの“からくり”が楽しめる。その企画意図や民泊の現状は? 企画したLeTechの髙井裕平さんを小口氏が直撃する。 -
- 2021.08.04
CDをスマホで聴く「ラクレコ」 誰でも使いこなせる製品の作り方 音楽CDをスマートフォンに直接取り込めるバッファローの「ラクレコ」がSNSで話題になっている。同製品のマーケティングを担当する根本将幸さんは、デジカメやスマホなどの写真を保存・管理し、テレビで楽しめる「おもいでばこ」の開発にも携わってきた。この2つに通底する思想を小口氏が直撃する。 -
- 2021.07.27
鳩サブレーの豊島屋 女性に人気のグッズを本店でしか売らない理由 鳩(ハト)をかたどった豊島屋(神奈川県鎌倉市)の焼き菓子「鳩サブレー」。鎌倉銘菓だが知名度は全国区だ。豊島屋は鳩グッズ海水浴場の命名権などでSNSでもたびたび話題になっている。明治27年創業の老舗と銘菓が、なぜこれほど人々の興味を引きつけるのか。豊島屋の久保田陽彦社長を小口氏が直撃する。 -
- 2021.05.20
ガリガリ君に学ぶ値上げの作法 「お詫びCM」で広告賞を総なめ 1981年に誕生し、2021年に40周年を迎える赤城乳業(埼玉県深谷市)のアイス「ガリガリ君」。今や国民的アイスと言っても過言ではないが、品薄騒動や大赤字に値上げと、その歩みは決して平たんなものではなかった。失敗をも糧にガリガリ君を成長させてきた立役者、萩原史雄さんを小口氏が直撃する。 -
- 2021.05.19
ガリガリ君が40歳 “永遠の小学生”戦略でロングセラーに 1981年に誕生し、2021年に40周年を迎える赤城乳業(埼玉県深谷市)の「ガリガリ君」。販売本数は年間4億で、今や国民的アイスと言える。その成長の原動力はガリガリ君のキャラクターにある。04年からガリガリ君のマーケティングを担当し急成長させた立役者、萩原史雄さんを小口氏が直撃する。 -
- 2021.03.09
商品説明は一言で サンコー広報部長ekkyのメディア戦略 蝶(ちょう)ネクタイにエプロン姿でテレビに登場し、一風変わった家電やグッズを紹介する、ekky(エッキー)ことサンコーの広報部長・﨏(えき)晋介さん。テレビ出演やプレスリリース作成といった広報活動で心がけていることは何か、小口氏が直撃した。 -
- 2021.03.08
広報部長がテレビで実演して売る サンコーのレアモノ戦略 面白くて便利なアイテムをにこやかに紹介する、蝶(ちょう)ネクタイとエプロン姿の男性をテレビで見たことはないだろうか。ekky(エッキー)の愛称を持つ彼は、家電やPCグッズを手掛けるサンコーの広報部長・﨏(えき)晋介さんだ。なぜekkyはメディアに重宝されるのか? -
- 2020.12.23
テレビCMで認知を高めたマウスコンピューターって「どうなのよ?」 乃木坂46やマツコ・デラックスを起用したテレビCMで、広く世間に知られるようになったマウスコンピューター。かつては通のみが知る秋葉原のパソコンメーカーだったが、現在は上半期過去最高の売り上げを達成するなど絶好調だ。その理由を小口氏が小松永門社長に直撃する。 -
- 2020.11.02
8年連続2ケタ増! キリン「本搾り」がCMなしでも売れる理由 果汁系チューハイのパイオニア、キリン「本搾り」が、今夏に過去最高の売り上げを記録するなど、コロナ禍で売り上げを伸ばしている。香料・酸味料・糖類無添加にこだわり、果汁とお酒のみでつくるこの製品は、当初メルシャンから発売された。開発の経緯や、独特のマーケティング戦略について小口氏が直撃する。 -
- 2020.08.06
ソースネクスト社長は、クラウドサービスを「あえて」店頭で売る ソースネクストの柱のひとつが、1990年代から数多くのヒット商品を生み出したパッケージソフトだ。べたなネーミングや文字の多いパッケージデザインなど、おしゃれや格好良さとは一線を画した戦略で勝ち抜いてきた。前回に続き、松田憲幸社長を小口氏が直撃する。 -
- 2020.08.05
ポケトークを翻訳機の代名詞に ソースネクスト社長が戦略を語る パソコンソフト大手として知られるソースネクスト。近年は翻訳機の「ポケトーク」がヒットし、音声翻訳機のカテゴリーで金額シェア95.9%を占める。Web会議用カメラの販売に乗り出すなど、新型コロナウイルス感染拡大にもいち早く対応した。米国パロアルト在住の松田憲幸社長を、小口氏が直撃する。 -
- 2020.07.17
テレビ通販で売る秘訣 番組作りはシンプルかつダイレクトに 新型コロナウイルス感染拡大の影響が続くなか、売り上げを伸ばしている、オークローンマーケテイング(名古屋市)の通販ブランド「ショップジャパン」。前編では好調な商品とその理由について話を聞いた。後編では具体的な商品開発やネーミングの妙、番組作りで重視しているポイントなどを探っていく。 -
- 2020.07.15
オリジナル商品で攻めるショップジャパン 在宅向けで売り上げ増 オークローンマーケティング(名古屋市)が展開する「ショップジャパン」は、テレビショッピングでおなじみの通販ブランド。フィットネス機器や家電分野などでヒット商品を連発している。商品開発や販売戦略について、オークローンマーケティングの稲垣みずほ本部長と堀木宮子部長に小口氏が直撃した。 -
- 2020.06.22
ゆで太郎・銚子電鉄・ライソン withコロナ時代をどう乗り切る? 全国的な緊急事態宣言は解除されたものの、新型コロナウイルス感染拡大の企業活動への影響は大きく、予断を許さない状況が続いている。本連載でこれまで取材した企業に、ここまでの影響と対策、今後の展望についてアンケートを行った。 -
- 2020.04.17
結果は1週間で分かる 次々新メニューを開発するゆで太郎 東京・関東圏を中心に勢力を拡大する「江戸切りそば ゆで太郎」。FC展開をけん引しているのが、ゆで太郎システム(東京・品川)だ。前回に引き続き、そのメニュー開発や全国展開の戦略、そして新業態について同社の池田智昭社長を小口氏が直撃する。 -
- 2020.04.16
ゆで太郎 急成長の秘訣は“町のそば屋”を目指したから 東京・関東圏を中心に展開する「江戸切りそば ゆで太郎」。2018年には200店舗を突破し、名代富士そば、小諸そばと並ぶ3大チェーンの地位を確立した。ゆで太郎は後発でありながら、なぜ急成長できたのか。FC展開を目的に設立されたゆで太郎システムの池田智昭社長を小口氏が直撃する。 -
- 2020.01.31
唯一無二? 「オタク向け」不動産屋が成長した理由 お客さんはオタク、社長も社員もオタクの不動産屋「おたくのやどかり」。友人への賃貸物件の紹介から始めて2016年に法人化。現在は取り扱い件数が年間2100件ほどまで事業が拡大した。なぜ、オタク縛りの不動産事業を始めたのか、オタクならではの戦略とは? 社長の平田氏を小口氏が直撃した。 -
- 2019.11.29
自虐&ギャグ路線を走り続ける 銚子電鉄のジギャグ戦略 千葉県のローカル私鉄ながら全国区の知名度を誇る銚子電鉄。前回は、その屋台骨「ぬれ煎餅」を見てきたが、今回はスナック菓子「まずい棒」の誕生秘話やダジャレ尽くしのイベント列車と映画製作について。自ら電車の運転までこなす銚子電気鉄道の竹本勝紀社長を、小口氏が直撃する。 -
- 2019.11.28
鉄道より「ぬれ煎餅」で稼いでる 銚子電鉄の生き残り方 イベント列車は当たり前、ぬれ煎餅やスナック菓子「まずい棒」の販売がネットでバズり、ついには映画製作にも乗り出した千葉県のローカル鉄道「銚子電鉄」。鉄道に詳しくない人でも、ご存じの人は多いのではないだろうか。自ら電車の運転までする竹本勝紀社長を、小口氏が直撃する。 -
- 2019.08.30
謎の家電メーカー・ライソンは開発速度が命 前回に引き続き、ネットざわつかせる新興家電メーカー・ライソンを紹介する。今回は新製品の「秒速トースター」の開発の背景や工場を持たないことのメリットなどについて小口氏が山俊介社長と開発担当者の甲斐大祐氏に直撃した。 -
- 2019.08.29
ネットをざわつかせる謎の家電メーカー・ライソンの正体とは? 東大阪市の新興家電メーカー・ライソン。2万台以上を売り上げたペヤング専用ホットプレートや、巨大わたあめ機、ポップコーンメーカーを応用したコーヒー豆の焙煎機など、ネットをざわつかせる製品を連発している。面白いアイデアがどう生まれて製品化に至るのか、小口氏が同社社長と開発担当者を直撃した。 -
- 2019.08.01
京阪電車 学食スタンプラリーで沿線の魅力を伝える 大阪、京都、滋賀に路線を持つ京阪電車(京阪電気鉄道)。2016年からは、駅のホームと電車内でお酒や料理を提供する「中之島駅ホーム酒場」、17年からは沿線の大学と連携した「京阪沿線 ぶらり学食めぐりスタンプラリー」を実施。なぜ京阪電車は面白企画を連発できるのか、その理由を元鉄道ファンの小口氏が企画担当者に直撃した。 -
- 2019.07.31
京阪電車・中之島駅ホーム酒場 妄想を現実にする突破力 大阪、京都、滋賀に路線を持つ京阪電車(京阪電気鉄道)。大手私鉄ながら個性的なマーケティングへの取り組みが多い。2016年からは「中之島駅ホーム酒場」、17年からは「京阪沿線 ぶらり学食スタンプラリー」を実施。なぜ京阪電車はおもしろ企画を連発できるのか、その理由を元鉄道ファンで現在は酒好きの小口氏が企画担当者に直撃した。 -
- 2019.07.05
立ち飲み「晩杯屋」 消費増税に向けて敵はコンビニ ほとんどのメニューが1皿100円台の立ち飲み「晩杯屋」。前回はその安さの秘密に迫ったが、今回は店舗のオペレーションや消費税増税への対策などを、小口氏が運営元のアクティブソース(東京・品川)に直撃した。 -
- 2019.07.04
1皿100円台の「晩杯屋」が急成長 安さ支える独特すぎる仕入れ法 ほとんどのメニューが1皿100円台の立ち飲み「晩杯屋」。2009年に1号店がオープンし、19年で10周年を迎える。現在は「丸亀製麺」などを運営するトリドールホールディングスの傘下に入り、東京・神奈川に49店舗を展開するほど急成長。その安さの理由を、小口氏が運営元のアクティブソース(東京・品川)に直撃した。 -
- 2019.03.22
『ブスのマーケティング戦略』がダメダメな個人や商品を救う! 『ブスのマーケティング戦略』(文響社)という強烈なタイトルの本が話題になっている。著者・田村麻美氏に、この連載の書き手『ちょいバカ戦略』(新潮新書)の小口覺がインタビュー。ブス×バカ対談から、個人の生き方や商品づくりに役立つヒントが見える? -
- 2019.01.22
元手がなくてもビジネスが始められる「生活の資本化」とは 人気ブロガー、ユーチューバーとして知られる「えらいてんちょう」こと矢内東紀氏の新刊『しょぼい起業で生きていく』(イースト・プレス)が好調だ。しょぼい起業の原点から具体的なノウハウを聞いた。 -
- 2018.12.05
電通・尾上永晃氏 「僕は閉店広告が好き」 日清食品のキャラクターを悪魔にするなど、ユニークな企画で現在注目のクリエーター電通の尾上永晃氏。今回はクリエーターとしての原点に迫る。