
小口覺の意識低い系マーケティング
2016年の流行語のひとつである「ドヤ家電」。ダイソンの掃除機など、思わず友人に自慢したくなる家電を指す言葉だ。この連載では、「ドヤ家電」の命名者である小口覺氏が、長年培った家電ライターとしてのスキルを生かして、独自のマーケティング理論を展開する。その名も“意識低い系マーケティング”。
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2020.12.23テレビCMで認知を高めたマウスコンピューターって「どうなのよ?」乃木坂46やマツコ・デラックスを起用したテレビCMで、広く世間に知られるようになったマウスコンピューター。かつては通のみが知る秋葉原のパソコンメーカーだったが、現在は上半期過去最高の売り上げを達成するなど絶好調だ。その理由を小口氏が小松永門社長に直撃する。
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2020.11.028年連続2ケタ増! キリン「本搾り」がCMなしでも売れる理由果汁系チューハイのパイオニア、キリン「本搾り」が、今夏に過去最高の売り上げを記録するなど、コロナ禍で売り上げを伸ばしている。香料・酸味料・糖類無添加にこだわり、果汁とお酒のみでつくるこの製品は、当初メルシャンから発売された。開発の経緯や、独特のマーケティング戦略について小口氏が直撃する。
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2020.08.06ソースネクスト社長は、クラウドサービスを「あえて」店頭で売るソースネクストの柱のひとつが、1990年代から数多くのヒット商品を生み出したパッケージソフトだ。べたなネーミングや文字の多いパッケージデザインなど、おしゃれや格好良さとは一線を画した戦略で勝ち抜いてきた。前回に続き、松田憲幸社長を小口氏が直撃する。
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2020.08.05ポケトークを翻訳機の代名詞に ソースネクスト社長が戦略を語るパソコンソフト大手として知られるソースネクスト。近年は翻訳機の「ポケトーク」がヒットし、音声翻訳機のカテゴリーで金額シェア95.9%を占める。Web会議用カメラの販売に乗り出すなど、新型コロナウイルス感染拡大にもいち早く対応した。米国パロアルト在住の松田憲幸社長を、小口氏が直撃する。
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2020.07.17テレビ通販で売る秘訣 番組作りはシンプルかつダイレクトに新型コロナウイルス感染拡大の影響が続くなか、売り上げを伸ばしている、オークローンマーケテイング(名古屋市)の通販ブランド「ショップジャパン」。前編では好調な商品とその理由について話を聞いた。後編では具体的な商品開発やネーミングの妙、番組作りで重視しているポイントなどを探っていく。
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2020.07.15オリジナル商品で攻めるショップジャパン 在宅向けで売り上げ増オークローンマーケティング(名古屋市)が展開する「ショップジャパン」は、テレビショッピングでおなじみの通販ブランド。フィットネス機器や家電分野などでヒット商品を連発している。商品開発や販売戦略について、オークローンマーケティングの稲垣みずほ本部長と堀木宮子部長に小口氏が直撃した。
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2020.06.22ゆで太郎・銚子電鉄・ライソン withコロナ時代をどう乗り切る?全国的な緊急事態宣言は解除されたものの、新型コロナウイルス感染拡大の企業活動への影響は大きく、予断を許さない状況が続いている。本連載でこれまで取材した企業に、ここまでの影響と対策、今後の展望についてアンケートを行った。
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2020.04.17結果は1週間で分かる 次々新メニューを開発するゆで太郎東京・関東圏を中心に勢力を拡大する「江戸切りそば ゆで太郎」。FC展開をけん引しているのが、ゆで太郎システム(東京・品川)だ。前回に引き続き、そのメニュー開発や全国展開の戦略、そして新業態について同社の池田智昭社長を小口氏が直撃する。
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2020.04.16ゆで太郎 急成長の秘訣は“町のそば屋”を目指したから東京・関東圏を中心に展開する「江戸切りそば ゆで太郎」。2018年には200店舗を突破し、名代富士そば、小諸そばと並ぶ3大チェーンの地位を確立した。ゆで太郎は後発でありながら、なぜ急成長できたのか。FC展開を目的に設立されたゆで太郎システムの池田智昭社長を小口氏が直撃する。
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2020.01.31唯一無二? 「オタク向け」不動産屋が成長した理由お客さんはオタク、社長も社員もオタクの不動産屋「おたくのやどかり」。友人への賃貸物件の紹介から始めて2016年に法人化。現在は取り扱い件数が年間2100件ほどまで事業が拡大した。なぜ、オタク縛りの不動産事業を始めたのか、オタクならではの戦略とは? 社長の平田氏を小口氏が直撃した。
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2019.11.29自虐&ギャグ路線を走り続ける 銚子電鉄のジギャグ戦略千葉県のローカル私鉄ながら全国区の知名度を誇る銚子電鉄。前回は、その屋台骨「ぬれ煎餅」を見てきたが、今回はスナック菓子「まずい棒」の誕生秘話やダジャレ尽くしのイベント列車と映画製作について。自ら電車の運転までこなす銚子電気鉄道の竹本勝紀社長を、小口氏が直撃する。
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2019.11.28鉄道より「ぬれ煎餅」で稼いでる 銚子電鉄の生き残り方イベント列車は当たり前、ぬれ煎餅やスナック菓子「まずい棒」の販売がネットでバズり、ついには映画製作にも乗り出した千葉県のローカル鉄道「銚子電鉄」。鉄道に詳しくない人でも、ご存じの人は多いのではないだろうか。自ら電車の運転までする竹本勝紀社長を、小口氏が直撃する。
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2019.08.30謎の家電メーカー・ライソンは開発速度が命前回に引き続き、ネットざわつかせる新興家電メーカー・ライソンを紹介する。今回は新製品の「秒速トースター」の開発の背景や工場を持たないことのメリットなどについて小口氏が山俊介社長と開発担当者の甲斐大祐氏に直撃した。
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2019.08.29ネットをざわつかせる謎の家電メーカー・ライソンの正体とは?東大阪市の新興家電メーカー・ライソン。2万台以上を売り上げたペヤング専用ホットプレートや、巨大わたあめ機、ポップコーンメーカーを応用したコーヒー豆の焙煎機など、ネットをざわつかせる製品を連発している。面白いアイデアがどう生まれて製品化に至るのか、小口氏が同社社長と開発担当者を直撃した。
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2019.08.01京阪電車 学食スタンプラリーで沿線の魅力を伝える大阪、京都、滋賀に路線を持つ京阪電車(京阪電気鉄道)。2016年からは、駅のホームと電車内でお酒や料理を提供する「中之島駅ホーム酒場」、17年からは沿線の大学と連携した「京阪沿線 ぶらり学食めぐりスタンプラリー」を実施。なぜ京阪電車は面白企画を連発できるのか、その理由を元鉄道ファンの小口氏が企画担当者に直撃した。
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2019.07.31京阪電車・中之島駅ホーム酒場 妄想を現実にする突破力大阪、京都、滋賀に路線を持つ京阪電車(京阪電気鉄道)。大手私鉄ながら個性的なマーケティングへの取り組みが多い。2016年からは「中之島駅ホーム酒場」、17年からは「京阪沿線 ぶらり学食スタンプラリー」を実施。なぜ京阪電車はおもしろ企画を連発できるのか、その理由を元鉄道ファンで現在は酒好きの小口氏が企画担当者に直撃した。
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2019.07.05立ち飲み「晩杯屋」 消費増税に向けて敵はコンビニほとんどのメニューが1皿100円台の立ち飲み「晩杯屋」。前回はその安さの秘密に迫ったが、今回は店舗のオペレーションや消費税増税への対策などを、小口氏が運営元のアクティブソース(東京・品川)に直撃した。
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2019.07.041皿100円台の「晩杯屋」が急成長 安さ支える独特すぎる仕入れ法ほとんどのメニューが1皿100円台の立ち飲み「晩杯屋」。2009年に1号店がオープンし、19年で10周年を迎える。現在は「丸亀製麺」などを運営するトリドールホールディングスの傘下に入り、東京・神奈川に49店舗を展開するほど急成長。その安さの理由を、小口氏が運営元のアクティブソース(東京・品川)に直撃した。
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2019.03.22『ブスのマーケティング戦略』がダメダメな個人や商品を救う!『ブスのマーケティング戦略』(文響社)という強烈なタイトルの本が話題になっている。著者・田村麻美氏に、この連載の書き手『ちょいバカ戦略』(新潮新書)の小口覺がインタビュー。ブス×バカ対談から、個人の生き方や商品づくりに役立つヒントが見える?
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2019.01.22元手がなくてもビジネスが始められる「生活の資本化」とは人気ブロガー、ユーチューバーとして知られる「えらいてんちょう」こと矢内東紀氏の新刊『しょぼい起業で生きていく』(イースト・プレス)が好調だ。しょぼい起業の原点から具体的なノウハウを聞いた。
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2018.12.05電通・尾上永晃氏 「僕は閉店広告が好き」日清食品のキャラクターを悪魔にするなど、ユニークな企画で現在注目のクリエーター電通の尾上永晃氏。今回はクリエーターとしての原点に迫る。
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2018.12.04日清チキンラーメンの60周年PRを企画 電通・尾上永晃氏を直撃日清食品のキャラクターひよこちゃんが悪魔に豹変するプロモーションなどを担当した電通のクリエーター・尾上永晃氏に企画の意図や自身の原点などを聞いた。
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2018.09.27大盛況「WORKMAN Plus」の原点はバイク用ジャケットワークマンの一般向け店舗「WORKMAN Plus ららぽーと立川立飛店」がオープンした。店舗と商品を写真で紹介するとともに、常務取締役の土屋哲雄さんに、一般向け商品が生まれた背景を聞いた。
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2018.09.06大手法人との取引なし、それでもワークマンが強い理由低価格なワークウェアを販売するワークマン。最近は安さと機能性がネットで話題となり、一般の顧客が増えているという。同社の快進撃の理由を常務取締役の土屋哲雄さんに聞いた。
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2018.08.01ギガマックス爆誕 なぜ「ペヤング」は攻め続けるのかなぜペヤングは、ギガマックスなど超変化球の製品で攻めているのか――。広報を担当する製品開発課係長の小島裕太氏に、疑問をぶつけてみた。
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2018.04.19岩下の新生姜は「愛があればフリー素材」岩下食品の代表取締役社長・岩下和了さんに、2015年にオープンした異色スポット「岩下の新生姜ミュージアム」への思いをうかがった。
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2018.04.09自由過ぎる社長ツイッターに秘められた新生姜への思い「岩下の新生姜」でおなじみの漬物メーカー岩下食品。ネットを騒がすTwitterの運用、異色スポット「岩下の新生姜ミュージアム」について、意識低い系マーケティングの視点から小口覺が岩下社長に話を聞いた。
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2017.07.18新たな市場を創造する“目の付けどころ”ヒット商品を連発しているドウシシャの製品開発の秘密を意識低い系マーケティング的視点で明らかにする。
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2017.07.14kamomefanで扇風機市場に新風を巻き起こすヒット商品を連発しているドウシシャの製品開発の秘密を意識低い系マーケティング的視点で明らかにする。
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2017.07.11ヒット商品を量産するニッチ市場ナンバーワン戦略ヒット商品を連発しているドウシシャの製品開発の秘密を意識低い系マーケティング的視点で明らかにする。
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2017.05.22意識低い系の人々がきゃりーをブレークさせた?2016年の流行語のひとつである「ドヤ家電」。「ドヤ家電」の命名者である小口覺氏が、長年培った家電ライターとしてのスキルを生かして、独自のマーケティング理論を展開する。その名も“意識低い系マーケティング”。前回に引き続き、マーケティング戦略アドバイザーの永井孝尚氏とともに“意識低い系マーケティング”がいかに重要かを考察してみた。
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2017.05.18ジョブズは“意識低い系”マーケターの代表だった?2016年の流行語のひとつである「ドヤ家電」。ダイソンの掃除機など、思わず友人に自慢したくなる家電を指す言葉だ。この連載では、「ドヤ家電」の命名者である小口覺氏が、長年培った家電ライターとしてのスキルを生かして、独自のマーケティング理論を展開する。その名も“意識低い系マーケティング”。マーケティング戦略アドバイザーの永井孝尚氏とともに、過去のヒット商品を具体例に“意識低い系マーケティング”がいかに重要かを2回に分けて考察してみた。