全5回
最近、中国で売上高を伸ばしている日本企業の大半は、巨大販路に育ったECを活用して自社の製品を販売している。そして今や、ECの活用にとどまらず、独自の手法を用いて、中国で地歩を固めている日本企業も出てきた。その代表として、ECとリアル店舗を融合した文字通りの「新小売」を目指すストライプインターナショナル。現地企業に押されて収益が落ち込んだ白物家電(アプライアンス)事業の売り上げを、2期連続で前期比20%増にV字回復させたパナソニック。KOL(キー・オピニオン・リーダー)を活用したSNSでの商品告知が当たり前の中国で、さらに一ひねりしたプロモーションを駆使して、日本とは異なるブランドイメージを構築した三井農林(日東紅茶)といった企業を取り上げ、その独自の手法や、その手法を取り入れた背景を追いかける。新たに中国進出を考える日本企業や、中国事業のテコ入れを図る日本企業にとって、役立つ内容である。
  • 第1回
  • 2019.04.08
パナソニックの中国家電事業が好調な理由 3年で売上高1.5倍へ 
中国の家電・住設事業の売上高を3年で1.5倍にし、1兆円の大台に乗せる──。景気減速という逆風の中、パナソニックは2019年3月、野心的な目標をあえて掲げた。パナソニックの強気の根拠となっている、中国市場でのここ4年間の取り組みと、これからの方向性を、2回にわたって解説する。
  • 第2回
  • 2019.04.09
パナソニック中国現地トップに聞く チャイナスタイル経営の極意
パナソニックの家電事業が中国市場で復活した最大の理由は、経営の現地化を実施し、家電事業をチャイナスタイルで推し進めたことにある。パナソニックAPチャイナ総経理の呉亮(ウー・リアン)氏に、パナソニックの家電事業再生のための取り組みと、今後の成長の手立てについて、聞いた。
  • 第3回
  • 2019.04.10
衣料大手ストライプ 苦戦の中国は「新小売戦略」で巻き返し
カジュアル衣料大手のストライプインターナショナル(岡山市)が、苦戦を強いられていた中国市場で2018年下期から事業を好転させている。現地法人トップに中国人を起用し、ECとリアル店舗を組み合わせた「新小売」戦略で着実に成果を出しつつある。同社の新小売戦略を2回にわたって追う。
  • 第4回
  • 2019.04.11
スマホで社内稟議 ストライプが中国で導入「電子決裁」の正体
ストライプインターナショナル(岡山市)が中国で推し進める新小売戦略は、顧客対応の改善だけにとどまらない。多くのデジタルツールを導入して従業員の働き方も大きく変革した。目指すのは、ECとの融合で通常の3倍の売り上げを達成できるリアル店舗のフォーマットを作り、中国の大都市にFC(フランチャイズ)展開することだ。
  • 第5回
  • 2019.04.12
日東紅茶が中国で人気 現地発売につなげた、SNSマーケ成功の一手
現地で売っていない自社商品が、中国で大人気を博したらどうするか──。そんな状況に直面した日東紅茶ブランドの粉末タイプ「ロイヤルミルクティー」の発売元、三井農林は、後追い対応を余儀なくされながら、現地向けマーケティングを展開して人気を維持し、19年下期に現地での商品発売にこぎつけた。

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