企業公式Twitterアカウントの「中の人」が運用の秘訣を語る本連載。東急ハンズ、井村屋、セガ、キングジム、タカラトミーに続いて登場するのは、体組成計メーカーにして食堂やカフェも展開するタニタ。「フリーダム過ぎる」とも言われるTwitter運用の秘訣に迫る。
2.目先の新製品の宣伝ではなく、10年後のファン、愛用者に向けてツイート
3.フォロワーの意見、アイデアは宝の山
人気企業アカウントの代名詞にもなっているタニタ公式Twitterですが、アカウントの開設は2011年1月。丸9年運営されて、10年目に入ったところですね。開設したきっかけや、担当されるまでの経緯をお聞かせください。
私がタニタに入社したのは2008年の4月で、大学では水泳部に所属していました。インカレ(インターカレッジ、日本学生選手権水泳競技大会)にも出場するくらい、アルバイトも合コンもする暇もなく、週6で泳いでいたんですよ。
それはガチの体育会ですね。100mどれくらいのタイムでしたか?
53秒台だったかな。メインは中・長距離だったので。
ひゃー、イアン・ソープが全盛期50秒切るくらいのタイムだったはず。中距離はまた一段と体力的にきつそうですね。体脂肪率はひとケタでしたか?
いや、水泳はある程度浮力も必要なので十数パーセントはありました。水泳をやっていてスポーツ科学専攻だったので、健康には関心があって、それで就職先としてタニタと縁があったという流れです。だからネットを見ることはありましたけど、それ以上は何の知識もなく入社しましたね。
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