企業公式Twitterアカウントの「中の人」が運用の秘訣を語る本連載。タカラトミーの第1回は手応えを得た「24時間嘘マラソン」企画、第2回は商品PRにもつながる企画術、第3回はTwitter上のトレンドに“便乗”するコツについて聞いた。第4回は30万人を超えたフォロワーとの絆について語る。
2.困ったときに助けてくれるフォロワーの存在は心強い
3.フォロワーが大台を突破するタイミングでイベントを企画し、おもてなしする
今回はフォロワーとの関係構築についてお聞きします。2019年12月に30万人を超えました。順調ですね。
ありがたいことです。ツイートには自分なりに優先順位を付けて、優先度の高いものから取り組むようにしています。「1.日常のリプライ 2.トレンドツイート 3.他社コラボ企画 4.商品宣伝ツイート 5.広告投稿」という具合です。
1日だいたい10ツイートぐらい60~90分間隔を目安に投稿していますが、多忙で投稿がままならない日でも、リプライは欠かさず返すようにしています。Facebook、Instagram、TikTokとSNSはいろいろあってもTwitterほど手軽に双方向のコミュニケーションが可能なツールはないので、中の人として、その特徴を最大限活用したいと思って取り組んでいます。
トレンドツイートは、前回お話ししたハッシュタグで上位に上がってくるトレンドワードへの対応ですね。突然浮上したハッシュタグに乗せられる話題があった場合、そのハッシュタグが盛り上がっているうちに投稿したほうがいいので優先度は高くなります。
次いでフォロワーさんにお楽しみいただける他社とのコラボ企画を進めること。もちろん、タカラトミーのアカウントをフォローする動機として商品情報を知りたいというニーズがあると思うので、いち早くご紹介します。ただ一方的な宣伝投稿アカウントではないということが、この優先順位からご理解いただけるかと思います。
アカウントのアイコンに「フォロワーさんだーいすき」と書いている通り、フォロワーさんとの交流を大切にする、楽しんでいただくことを重視してきた自負はあります。
このコンテンツ・機能は有料会員限定です。
- ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
- ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
- ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
- ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー