企業公式Twitterアカウントの「中の人」が運用の秘訣を語る本連載。キングジム編ではこれまで、「中の人」に指名された経緯(第2回)や、2014年末に受賞した社長賞(第3回)、Twitter運用担当としてのやりがい(第4回)などについて聞いてきた。第5回は番外編として、傑作ツイートの数々をお届けする。
2.「こんなふうに使えます」というコト視点の利用シーン紹介が有益
3.世間への配慮や、フォロワー視点に寄り添った運用

キングジムの公式Twitterといえば、やはり“お家芸”のアスキーアート(AA)が名高い。定番となっているのが、第1回でも紹介した金曜朝一番の「きんきんきんようび キンキンキングジム」だ。このツイートが、「今日がんばって乗り切れば週末だ」と多くの社会人、学生らの心を捉えている。
定番ツイートといっても、ただ毎週コピペを張り付けているわけではない。“記念日”に合わせた小技を巧みに織り込んでいる。10月4日(金)の「天使の日」には、頭上に輪っかのある天使アイコン。10月25日(金)には、(キュウリョウビ?)のテキストとお札のアイコン。中秋の名月だった9月13日(金)には満月とお団子のアイコンをちりばめていた。きめ細かい芸風で楽しませてくれる。
「きんきんきんようび~」ほど知られてはいないが、金曜以外の曜日にも定番ツイートがあり、毎週ではないが朝の景気づけとして投稿している。以下、ご覧いただきたい。




季節の話題やタイムリーなトピックを「絵」にするのも得意とするところだ。19年の七夕のシーズンには、キングファイルの背表紙を基にデザインした短冊を用意。17年に東京・上野動物園で誕生したパンダのシャンシャンが1歳の誕生日を迎えた日には、笹(ささ)を食べるパンダをシンプルなAAで表現した。


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