企業公式Twitterアカウントの「中の人」が運用の秘訣を語る本連載。井村屋の第1回は2019年のエイプリルフール企画に“参戦”しなかった理由、第2回はフォロワーを1万人増やした“伝説”のツイートについて取り上げた。第3回は、日ごろの投稿に際してトラブルを未然に防ぐために注意していることを聞いた。

(写真/Shutterstock)
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今回のポイント
1.他アカウントとの会話は短めに切り上げる
2.起こり得るリスクを想定して、対策を打つ
3.会話するアカウントの直近の投稿内容を確認
4.ネットスラングは語源を確認してから使う
※詳しくは次ページ以降をご覧ください
井村屋Twitterの“失言”で体育館裏に呼び出されるお約束パターンが人気に
井村屋Twitterの“失言”で体育館裏に呼び出されるお約束パターンが人気に

前回、フォロワーと交わされる定番ネタ・フレーズとして「あずきバーは固い」を挙げていただきました。その他に、「キングジム公式Twitterとのやりとりが面白い」という声も耳にします。

ご存じでしたか(笑)。きっかけはもう4年前、2015年の5月です。キングジム公式が「タカラトミーさんから、お荷物届きました。」とツイートして、その荷物の宛名が「株式会社キングジム @kingjim 姉様」になっていたんですね。当時、キングジムアカウントは「姉」と「妹」の2人体制で運用されていました。

 そこへ私が、「正しい漢字はこう『姐』ですよ。」と余計な突っ込みというかチャチャを入れにいったところ、「井村屋さん、放課後に体育館の裏にお越しください」と呼び出しをくらった、という流れです。これに「井村屋さん、逃げて~」とか「無茶しやがって…」などの反響がありまして、以来、私の不用意な発言から体育館裏に呼び出されて、回避のために何か貢物をするのがお約束のパターンになっています。

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「中の人」連載が書籍になりました
2020年6月15日発売
自由すぎる公式SNS「中の人」が明かす 企業ファンのつくり方

 セガ、東急ハンズ、キングジム、井村屋、タカラトミー、タニタ……。「日経クロストレンド」で2019年6月からスタートした当連載「『中の人』が語る 人気SNSのつくり方」が書籍になりました。
 各社のTwitterでの取り組みに加え、佐藤尚之(さとなお)氏と「中の人」6人との座談会の様子もまとめています。さとなお氏は、熱狂的に支持してくれる「ファン」との関係性をベースに中長期的な売り上げや価値の向上を目指す「ファンベース」という考え方を提唱。これからの時代になぜファンが重要なのか、企業が愛されるために何をすべきか、ファンベースの視点で「中の人」に迫ります。
 「中の人」6人の取り組みは、企業内の「個」の力がいかんなく発揮された好例でもあります。6者6様の試行錯誤からは、企業の中で自分の力をどう発揮すればいいのかと悩んでいる人の参考にもなるはずです。
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