日経クロストレンドは、会員限定の無料交流イベント「日経クロストレンド・ミートアップ」を開催します。第7回となる10月30日には「『ファンベース』とは何か? ~顧客に長く愛される、たった1つの方法~」をテーマに、「さとなお」の愛称で知られる佐藤尚之氏と、「ネスカフェ アンバサダー」を大成功に導いた津田匡保氏が登壇します。

SNS時代に、どうすれば「長く愛される商品・企業」を作れるのか
SNSの普及で大量の情報やコンテンツが生まれ、瞬間的に消費されていく現代。企業が仕掛ける短期キャンペーン施策は、話題化すること自体のハードルが上がり、運よく拡散したとしても、その効果は一時的なもので終わってしまうことがほとんどです。しかも、人口減少や高齢化が急速に進む中で、マーケティング対象となる「顧客自体」が物理的に減り続けており、新規顧客の獲得はどんどん困難になっています――。
そんな時代背景の中で、企業はどうすれば生活者の消費行動を促し、つながりを深め、長く愛される存在になれるのでしょうか。この課題解決に有効なのが、「さとなお」の愛称で知られるコミュニケーション・ディレクター、佐藤尚之氏が提唱する「ファンベース」という考え方です。それは、企業やブランドが大切にしている価値を支持する生活者を「ファン」と位置付け、そのファンをベース(土台、支持母体)に中長期的な売り上げや企業価値の向上に繋げていくというものです。
元ネスレの最強マーケターも語る
佐藤尚之氏は、2019年5月に野村ホールディングス、アライドアーキテクツと共同で、事業支援会社のファンベースカンパニー(東京・渋谷)を設立しました。同社には、ネスレ日本でコーヒーのオフィス向け定期宅配サービス「ネスカフェ アンバサダー」を大成功に導いた津田匡保氏も創業メンバーとして参画。現在、「ファンミーティング」によるファンの愛する情緒価値の発見や、それらを伸ばしていくための企画、独自サービスの提供などを軸に、さまざまなジャンルの企業に対して支援を行っています。
本セミナーには、このファンベースを強力に推進する注目の2人が登壇します。佐藤氏からは、ファンベースの概念と重要性ついて詳しく解説いただきます。また、津田氏には、過去のネスレ日本での実践経験を踏まえつつ、現在進行形の事例から学んだことを軸にファンベース実践のための重要ポイントについて語っていただきます。例えば、どのようにファンミーティングを企画・運営すべきか。その中で、どのようにファンの声に傾聴してツボ(情緒価値)を捉え、共感を得られる施策につなげるかなど、自社でファンベースを実践するためのヒントが得られます。
既存のファンを大切にしてLTV(ライフタイムバリュー)を上げていくファンベースの考え方は、具体的な製品やブランドを展開するメーカーだけではなく、小売りやスポーツチーム、コンテンツを展開する企業、B2B企業、さらには自治体などにとっても必要なアプローチです。本セミナーは、ファンベースの理論と実践を一から学ぶ貴重な機会となりますので、ふるってご参加ください。
【開催概要】
日時:2019年10月30日(水) 19時~20時30分(開場 午後18時30分)
会場:大手町ファイナンシャルシティ グランキューブ3F グローバルビジネスハブ東京(東京・大手町) ※アクセス
受講料:無料(事前申込制、日経ID登録が必要です)
※定員に達したため、募集は締め切らせて頂きました(10月17日)
【登壇者】
ファンベースカンパニー
チーフファンベースディレクター 佐藤尚之氏
COO/ファンベースディレクター 津田匡保氏
拡散は口コミと呼ばず 『さとなお』流ファンとの関係構築法
ネスレの最強マーケターが移籍 『ファンベース』の伝道師に