
全6回
デカトロン&ワークマン 売り切る技
世界最大級のスポーツ用品店「デカトロン」が日本に上陸する。超大型店舗に並ぶ商品は圧倒的なコスパを誇り、進出先のライバルを震撼させてきた。そんな“黒船”デカトロンを迎え撃つライバルが「ワークマンプラス」。作業服専門店ワークマンが18年秋から展開する「一般向け新業態」だ。この2社が実践する独自の商品企画、製造、マーケティングを徹底取材。売れない時代に売り切る技を探る。
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第1回2019.03.11ついに日本上陸 スポーツ用品店の巨人「デカトロン」とは何者か世界51カ国に約1500店。売上高1兆3000億円(2018年度)で業界1位の巨人が、ついに日本へ上陸する。フランス発、世界最大のスポーツ用品店「デカトロン(Decathlon)」だ。激安かつ高機能、多種多様なスポーツをカバーする品ぞろえで世界を席巻する “黒船”の正体をいち早くひもとく(デカトロン日本1号店のオープンに合わせ、特集1回目を再掲載しています)。
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第2回2019.03.12デカトロンの圧倒的なブランド力 日本で受け入れられるかフランス人の誰もが1つは持っているブランド──。それが、デカトロンだ。フランス全土に店舗を持ち、街を歩けば、愛用者と出会う。スポーツブランドは数あれど、なぜデカトロンは人々をここまで魅了し、暮らしに根付いたのか。現地の人々の声を通じ、比類なきブランド力の源泉を探った。
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第3回2019.03.13ワークマン驚異の原価率65% アマゾンに定価で勝てるモノづくり職人御用達のイメージが強かったワークマンが、時代の先端に躍り出た。2018年9月、一般向けの新業態「ワークマンプラス」の出店を開始。プロ品質のカジュアルウエアが激安価格で並び、ワークマンから縁遠かった消費者が飛びついた。他社がまねできない安さは、綿密な計算の上に成り立っている。
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第4回2019.03.14ワークマン大量出店の裏にABテスト 実はデータ経営企業だった作業服大手のワークマンが大量出店へと動き出した。これから出す新店は、すべて一般客を狙った新業態の「ワークマンプラス」にする。2019年3月に一挙8店を出店し計12店に。1年後の2020年3月末には68店にまで増やす考えだ。ハイスピードな出店を支える秘策とは──。
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第5回2019.03.15ワークマン常務「ライバルが現れたら撤退する」その真意とはカジュアルウエアにプロ品質を──。一般客向けに始めた新業態「ワークマンプラス」がヒットし、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのワークマン。仕掛け人である土屋哲雄常務は早くも、その次の策に思いを巡らせている。発想は同じだ。ライバル不在の市場を攻める、徹底した「ブルーオーシャン戦略」にある。
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第6回2019.04.08【特集連動】デカトロンがついに上陸 若者の支持が成否分ける世界最大級のスポーツ用品店デカトロンがついに日本に上陸した。この“ニューカマー”は若者の心をつかめるか。アドバイザリーボードのメンバーに読み解いてもらった。