「100年に1度」の変革期にあるモビリティ業界で、新たに登場した先進的なビジネスモデルを分かりやすく図解する人気連載の第5回。MaaS普及の「最後のピース」と期待されるパーソナルモビリティが実現する移動の未来を含め、そのビジネスモデルを徹底図解する。

 パーソナルモビリティとは、街中での中近距離移動を想定した1~2人乗りの小型電動カーなどを指す用語です。国土交通省では、軽自動車よりも小型の自動車やバイクを含めて「超小型モビリティ」と定義し、開発と普及の促進を図っています。

 そのパーソナルモビリティに分類される次世代電動車いすを開発しているWHILL(ウィル)は、米ラスベガスで2019年1月に開催された「CES2019」で「WHILL 自動運転システム」を初公開し、大きな注目を集めました。自動車産業では、クルマの電動化や自動運転の開発が加速していますが、その波は個人で簡単に利用できるパーソナルモビリティにも来ています。

WHILL自動運転システムは、空港や商業施設、病院、テーマパークなどでのシェアリングを想定
WHILL自動運転システムは、空港や商業施設、病院、テーマパークなどでのシェアリングを想定

 あまり聞きなじみのない「パーソナルモビリティ」が、今後、私たちの生活にどのような変化をもたらしていくのか。今回は、そのビジネスモデルを図解していきます。

【いきなり本文総まとめ】
NOW~パーソナルモビリティは今~
パーソナルモビリティは自転車シェアリングが先行。「ちょっとした日常の足」として期待される

FUTURE~パーソナルモビリティは将来~
無人化、省人化を担う、すべての「移動のラストワンマイル」となる

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