『グラブル ヴァーサス』でもeスポーツを展開

18年は「eスポーツ元年」と言われていました。Cygamesとしての手応えはいかがでしょう?

18年12月に開催した『シャドウバース』の世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2018」は大きな話題となりました。スター選手も生み出せましたし、今まで取り上げていただけなかったメディアからも取材が来ました。大きな取り組みができたことに意味を感じていますし、「eスポーツ」を日本で広めることに一役買えたと自負しています。

18年12月に開催した『シャドウバース』の世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2018」
18年12月に開催した『シャドウバース』の世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2018」

eスポーツとして『シャドウバース』以外のタイトルでの展開は?

19年にリリース予定の『グラブル ヴァーサス』が対戦格闘ゲームなので、まさにeスポーツ向きです。ただ、さらなるタイトルの拡大は考えていません。eスポーツタイトルを2つも抱えているメーカーも少ないですし、いたずらに数を増やすより、一つひとつのタイトルをしっかり作り、展開していくことのほうが大事。

 野球が競技としてなくなることは考えにくいですが、ゲームの場合はメーカーが努力をしないと市場から消えてしまいます。続けることでプレーヤーだけでなく見る側にも文化として定着すると思っています。eスポーツとうたうタイトルは、スマホゲーム同様、運営、運用といった考え方が必要でしょう。

『グラブル ヴァーサス』は競技性の高い対戦格闘ゲームとして開発されている
『グラブル ヴァーサス』は競技性の高い対戦格闘ゲームとして開発されている

『シャドウバース』の大会は賞金総額も参加者も、世界レベルに成長しました。『グラブル ヴァーサス』の大会もこの規模で開催されるのでしょうか?

最初から『シャドウバース』と同規模というのは難しいでしょう。ただ、大会運営という意味では『シャドウバース』のノウハウがありますし、対戦格闘ゲームの大会は参考になるものがたくさんある分、やりやすさはありますね。『シャドウバース』のときはお手本になるようなスマホのカードゲームが他になくて大変でした。

 他社さんの対戦格闘ゲームの大会から学んだノウハウに、僕らが『シャドウバース』の大会で得たものを組み合わせて形にできればと思っています。