『DOA6』のeスポーツ世界大会を開催

eスポーツへの取り組みは?

3月1日に発売した『DEAD OR ALIVE 6』(DOA6)を使ったeスポーツ大会「DEAD OR ALIVE 6 World Championship」(賞金総額1000万円)を実施することを発表しています。『DOA6』を開発する前からeスポーツへの対応は必要だと話していたら、18年に流行語大賞にノミネートされるまで世の中が盛り上がってきました。

 実は『DOA6』にはeスポーツモードのような設定があって、キャラクターのコスチュームが(スポーツらしく)おとなしいデザインになるんです。いろいろな層の人に見て楽しんでもらえる仕掛けを用意することで、『DOA6』の試合を認知してもらいたいと思っています。

 もともとファン感謝祭「DEAD OR ALIVE FESTIVAL」を、15年から続けてきました。日本と北米、欧州の選手を東京に集めて、大会を開催する従来のイベントを、eスポーツというワードに置き換え、賞金金額を大きく増やしてリニューアルしたのが「ワールド・チャンピオンシップ」なんです。

海外を含めて、選手層はかなりいるんですか?

これまでは、当日の本選に参加できる選手を16人まで絞って、そこからトーナメント戦を実施してきました。「DEAD OR ALIVE 6 World Championship」では、16人に絞りこむため、世界各国で予選会を開催します。これからさらに選手層を厚くすることも大事ですし、同時に観客も増やしたい。そのためにもまずはゲームをたくさんの人に遊んでもらうことがスタートかなと思っています。

 前作の『DOA5』では、Free To Play(基本無料、必要に応じて課金する形式)にしたことでプレーヤーが爆発的に増えました。そうした事例もあるので、たくさんの人に遊んでもらうための施策をどうするのかは、今後の課題です。実際、『DOA6』を開発できたのも、長期にわたって『DOA5』をFree To Playで遊んでいただいた収益があったからこそなんです。

 5年も6年も続けてきてコミュニティーが醸成されてきた『DOA5』を、『DOA6』を発売したからと言って急に切り替えることはできません。『DOA6』でしなければならないことは、『DOA5』のコミュニティーなどを通して、一緒に楽しみを作っていくことだと思っています。

『DEAD OR ALIVE 6』(c)2019 コーエーテクモゲームス All rights reserved.
『DEAD OR ALIVE 6』(c)2019 コーエーテクモゲームス All rights reserved.
「DEAD OR ALIVE FESTIVAL 2018」の風景
「DEAD OR ALIVE FESTIVAL 2018」の風景
鯉沼久史(こいぬま・ひさし)氏
1994年に東京電機大学を卒業、コーエー(現コーエーテクモゲームス)入社。「無双」シリーズを手掛ける開発チーム「ω-Force」にも所属。主にアクションゲームの制作に携わる。2006年に執行役員。2008年に常務、2011年に専務、2013年に副社長、2015年より代表取締役社長。2012年にはコーエーテクモホールディングスの取締役にも就任。2018年より代表取締役副社長。千葉県出身

(写真/菊池くらげ、写真提供/コーエーテクモゲームス)