プレゼンテーションのスライドを映し出すための機器は、プロジェクターから大型テレビへと置き換わりつつある。最近は、画面上に手書きできる高機能な“電子黒板”も登場している。大型のタブレットのような感覚で操作できる電子黒板を使えば、参加者の印象に残りやすいプレゼンを実現できる。
会議室の備品は、時代とともに変化してきた。かつてプレゼンテーションといえばプロジェクターでスライドを映し出すのが当たり前だったが、最近は大型テレビを利用するケースが増えている。カーテンを閉めて部屋を暗くする必要がなく、焦点を合わせるといった手間もかからないのが大型テレビを使うメリットだ。
リモート会議用のWebカメラやマイク付きスピーカーは、国内外に複数の拠点を持つ企業ではずいぶん前から使われていた。2020年に入ってからは、新型コロナウイルス感染症拡大で普及したテレワークに対応するため、それらを会議室に導入する企業が増えている。
また最近はあまり見かけなくなったが、ホワイトボードに書いた内容を、備え付けのプリンターで印刷する電子黒板(電子ホワイトボード、コピーボード)が使われたこともあった。今ではメモ代わりとして、ホワイトボードをスマートフォンで撮影する人のほうが多いかもしれない。
今では大型テレビやWebカメラ、マイク付きスピーカー、ホワイトボードといったプレゼンに使われる機器をひとまとめにした次世代型電子黒板が登場している。今回は例として中国メーカー、視源ホールディングスが開発した「MAXHUB(マックスハブ)」の55型モデルを紹介しよう。
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