本格的な冬が到来し、鍋のおいしい季節になってきた。味の素が2012年から販売している「鍋キューブ」は、調味料と肉や魚介のだしが詰まったキューブ状の鍋用調味料だ。今回は、おでん用新商品の資料を紹介する。オンライン向けに簡潔で分かりやすく、動画を効果的に活用した点に注目したい。
寄せ鍋、しゃぶしゃぶ鍋、豆乳鍋にキムチ鍋……。鍋料理にもさまざまな種類がある。そのなかでも、おでんの人気は高いようで、食品関連の調査会社ライフスケープマーケティング(東京・千代田)が2020年9月から21年2月にかけての夕食での食卓出現頻度を調べたところ、月に0.7回のペースでおでんが食卓に上っていたという。
21年8月に味の素「鍋キューブ」のラインアップに加わったのが「おでん本舗<あごだし醤油>(以下、おでん本舗)」だ。コンビニやスーパーで調理済みのものを買ってくれば早いのかもしれないが、「ダイコンや卵くらいは自分で作りたい」という人も多いだろう。おでん本舗は、ダイコンの細胞壁を切断する特別なアミノ酸を加えることで煮汁を浸透しやすくしている。そのため本来は、煮込みに60分かかるところが、レンジ5分+煮込み20分と、従来の半分以下の時間で出来上がる。
今回紹介するのは、21年8月に実施した報道向け説明会のプレゼンテーション資料だ。新型コロナウイルス感染症の第5波がピークを迎えていた時期で、説明会はオンラインで実施された。「オンラインのプレゼン資料では、伝えたいことを絞って簡素化することを心掛けている。1ページの情報量を減らし、逆に写真を増やした」と説明するのは、味の素 食品事業本部調味料事業部メニュー調味料グループの梶敬氏だ。
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