2019年からのコロナ禍もあり、プレゼンテーションの在り方は大きく変わってきた。そんななかで、少しでも良い結果を求めて工夫を凝らしたのがダイキン工業の空気清浄機「UVストリーマ」のプレゼンだ。言葉では伝えづらい部分を40秒の動画で見せた工夫が功を奏したという。

コロナ禍の影響で注目された業務用の空気清浄機。ダイキン工業のUVストリーマが売れた背景にはプレゼンの成功もある
コロナ禍の影響で注目された業務用の空気清浄機。ダイキン工業のUVストリーマが売れた背景にはプレゼンの成功もある

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で売れた商品の1つに空気清浄機がある。ダイキン工業が2021年4月に発売した空気清浄機「UVストリーマ」は、波長265ナノメートルのUVC LED(深紫外線LED)をウイルスや菌に照射することで抑える機能を備えている。

 UVストリーマは、医療機関や飲食店、シェアオフィスなど、主として業務利用を想定した商品だ。実勢価格は8万~9万円(税込み、21年8月上旬時点)。一般の家庭向け製品と比べると高価だが、空気清浄機が自治体など補助金の対象となったこともあって販売数を伸ばした。

 今回は、このUVストリーマの新製品発表会で使われたプレゼンテーション資料を紹介する。「コンセプトの会議は20年7月にあったが、実際にものづくりの話を始めたのは11月だった」と振り返るのは、ダイキン工業 空調営業本部事業戦略室の長内美鶴氏だ。

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