コロナ禍の中でプレゼンテーションの形は大きく変化した。ビデオ会議ツールを使ったオンラインプレゼンは今や当たり前だ。今回のプレゼン資料は、製品を見てもらえない状況でも音声アナウンスや体験者の反応を取り入れてアピール度を高めたリンナイの給湯システム「マイクロバブルバスユニット」の例だ。
コロナ禍による外出自粛が続くなか、自宅で手軽にリラックスする手段として入浴を挙げる人は多いはず。ガス機器大手リンナイの「マイクロバブルバスユニット」は、自宅での時間が増える巣ごもり生活が長引いたこともあり、販売数を伸ばしたヒット商品だ。
マイクロバブルバスユニットは、浴槽内にマイクロバブル(直径100マイクロメートル未満の微細な泡)を発生させる装置。リンナイや専門家のテストでは、マイクロバブルによって通常の入浴よりも温浴効果や洗浄効果、リラックス効果などが高まることが確認できたという。マイクロバブルバスユニット自体は2007年から販売しているが、さらに多くのマイクロバブルを発生させ、その効果を実感しやすくした新モデルを20年4月に市場に投入した。
今回のプレゼンテーション資料は、その新モデルを紹介するためのものだ。主に営業担当者が、施工に携わるガス機器の販売会社やハウスメーカー/ビルダーとの商談で使用する。実際に見せてもらったプレゼン資料は数種類あったのだが、設置や施工の方法を説明する資料は専門的な内容がほとんどなので、ここでは「効果効能編」と名付けられた資料を中心に紹介していく。
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