2020年度から小学校でのプログラミング教育が必修となったこともあり、セガトイズの子供向けパソコントイが売れている。市場には競合製品も出回っているなか、「No.1パソコントイを創造する!」と訴え、それを実現してみせたプレゼン資料を紹介しよう。
2020年にヒットしたおもちゃの代表が、セガトイズのパソコントイ「マウスできせかえ!すみっコぐらしパソコン」(税込み1万7600円、以下、すみっコぐらしパソコン)および「マウスできせかえ!すみっコぐらしパソコンプラス」(税込み1万9800円、以下、すみっコぐらしパソコンプラス)だ。
東京玩具人形協同組合 トイジャーナル編集局が運営する情報サイト「おもちゃ情報net.」がまとめた調査会社GfK Japanのデータによる「2020年 年間おもちゃランキング」では、「すみっコぐらしパソコンプラス」が総合1位となっている。
「リラックマ」などのデザインで知られるサンエックス(東京・千代田)が手掛けた「すみっコぐらし」のキャラクターをあしらったマウスカバー5種類が付属するこのパソコントイは、装着したカバーに応じて画面に登場するキャラクターが変化するのが特徴。コンテンツにはプログラミング、パソコン操作、算数、英語などを楽しみながら学べる10カテゴリー136メニューを用意している。
セガトイズの商品企画チームは週1回のペースで開催される会議でアイデアを練っており、その会議を通過した企画は月に1度、担当役員を含めた社内会議にかけられる。ここで紹介するプレゼンテーション資料は、18年夏ごろの社内会議で使われたものだ。
当時、パソコントイはすでに数社が販売していた。しかし、セガトイズ企画本部プロダクト企画部プロデューサーの菅原亜矢子氏は「流通の状況を分析したところパソコントイ、特に女の子向けのパソコントイは、まだまだ売れる余地があると思った」と話す。
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