プレゼンテーションのスライドを作るときはPowerPoint(パワーポイント)を使うのが定番だが、最近はWindows機ではなく、Macを使っているビジネスパーソンも増えてきた。Macに標準で用意されているプレゼンアプリといえばKeynote(キーノート)である。
取材でデザイナーに会うことがある。「さすがに、クリエイターのプレゼン資料は美しい」と思って作成したツールを尋ねると、「キーノートを使った」という答えが返ってくることも多い。今回は、このキーノートの特徴やメリット、パワーポイントとの違いをチェックしていこう。
テンプレートがすでに美しいキーノート
キーノートを使ったとき最初に感じるのは、テンプレートのデザイン性の高さだ。パワーポイントのテンプレートを見慣れているので新鮮さを感じるというのもあるが、それを差し引いてもキーノートのテンプレートはデザインが美しい。
パワーポイントで作ったプレゼン資料との最大の違いは、キーノートでは写真を多用し、大きく見せていることだ。パワーポイントのテンプレートにもデザイン性を高める工夫は見られるが、あくまでも箇条書きなどの文字を中心に配置して読ませる「文書」という印象を受けるのだ。
「スライドはできるだけ手間をかけずに作りたい」というのが、ビジネスパーソンの本音だろう。今回は、手間をかけず、標準の状態でスライドを作成したときに、パワーポイントとキーノートでどう違ってくるのかを見ていく。
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