プレゼンテーション用資料を作成するときは、全体の構成を考えることが大切だ。その構成を練るのに便利なのは、実はプレゼンソフトの「PowerPoint(パワーポイント)」ではなく、文書作成用の「Word(ワード)」。今回はワードの箇条書きをスライドに落とし込む方法を紹介する。
タイトルを見て「なんだそれ?」と、思った人もいるかもしれない。確かに「PowerPoint(パワーポイント)」を使ってプレゼンテーション用資料を作るのは王道中の王道だ。
しかし、1枚ずつスライドを作っていく方法では全体の構成が見渡しづらい。最初にどんなスライドで目を引くか、途中にどんなデータを提示するか、どういった結論で締めくくるのか……まずは全体の構成を考え、それからグラフや写真を入れて肉付けしていくのが、プレゼン資料を作るうえで基本の流れと言える。
プレゼンの構成を考える段階では、箇条書きで書き出したほうが考えをまとめやすい。その際は文書作成用の「Word(ワード)」を使って箇条書きにし、プレゼンの流れをまとめてからスライドを仕上げると効率がいい。
ワードには文書の構成を作るための「アウトライン」という表示機能がある。この機能を利用して作成した文書をパワーポイントで読み込むと自動的にスライドを作成できる。実はアウトラインを表示する機能はパワーポイントにもあるのだが、ワードのアウトラインは操作がシンプルで使いやすいのだ。
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