この連載はプレゼンテーションのノウハウに主軸を置いているが、社内で事業アイデアを説明するための企画書もビジネスで避けては通れない。今回は趣向を変え、品薄が続く超軽量傘の企画書を紹介しよう。驚いたことに、企画書もExcelのワークシート1枚という超軽量だった。

「カーボンテクノロジーポータブルアンブレラ」は、見た目は通常の折り畳み傘と変わらないが、最大の特徴は軽量であること。サイズは50センチと60センチがある
「カーボンテクノロジーポータブルアンブレラ」は、見た目は通常の折り畳み傘と変わらないが、最大の特徴は軽量であること。サイズは50センチと60センチがある

 DAIWA(ダイワ)ブランドの釣り具で有名なグローブライド(旧ダイワ精工)は、釣り竿(釣りざお)の製造で培ったカーボン加工等の技術をゴルフや自転車用品などに展開してきたメーカーだ。さらに2017年からは、D-VEC(ディーベック)というアパレルブランドを開始。「水ぬれに強い」「湿気を放出する」といった、高機能でしゃれた服を販売している。

 同ブランドで特にヒットしているのが、「カーボンテクノロジーポータブルアンブレラ」という超軽量の傘だ(関連リンク:釣り具メーカーの1万円傘が完売 尖った技術でブランド認知拡大)。今回の取材でD-VECの責任者でもある、グローブライド執行役員フィッシング営業本部アパレルマーケティング部長・小林謙一氏が見せてくれたのは、「Excel(エクセル)」のワークシート1枚にまとめられた企画書。セルをきめ細かくした、いわゆる「Excel方眼紙」スタイルの文書で、印刷するとほほA4用紙1枚に収まるようになっている。

 この文書のテンプレートは、釣り具の企画でも使われているものだという。どのようにしてこの企画書が作られたのか、まずは開発の背景から追っていこう。

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