部屋が広いのにプロジェクターの表示面積がやけに小さいなど、会場の都合によってスライドが見づらいことがある。そんなときに、聞き手の手持ちのスマホ上にスライドをライブ配信するという手がある。米アップルのプレゼンテーションソフト「Keynote」を使い、ライブ配信をする手順を紹介しよう。

Keynoteを利用すると、さまざまなデバイスでスライドが表示可能になる。プレゼンのスタイルまで変えそうだ
Keynoteを利用すると、さまざまなデバイスでスライドが表示可能になる。プレゼンのスタイルまで変えそうだ
今回のポイント
1.「Keynote」にはライブ配信機能がある
2.手元のスマホでプレゼンのスライドを見られる
3.インターネットに接続できていれば回線は不問

 今や、誰もがスマートフォンを持っている時代になった。もちろん、パソコンやタブレットを持っている人も多い。ビジネスシーンともなれば、これらのツールをひとつも使わない人は極めて珍しい。

 そんな状況を踏まえつつ、あらためてプレゼンテーションについて考えてみよう。プレゼンと言えば、テレビやプロジェクターなど大画面にスライドを投映するのが当たり前だった。しかし、それはそろそろ古いのではないかと僕は思い始めている。

 全員が手元に何らかのスクリーンを持っているのだから、それを見る形でプレゼンをすればよいのではないだろうか。そのほうが見やすいことは間違いない。席の位置が悪くてスライドが見づらいこともないし、視力の弱い人も見やすい距離に自分で調整できる。

 そんなプレゼンを実施するためにいろいろなツールが提供されている。僕がテストした中で最も便利だと感じたのは、MacやiOS向けのプレゼンアプリ「Keynote(キーノート)」だ。このアプリを使えば、聞き手のスマホでスライドを共有できるようになる。「PowerPoint(パワーポイント)」のファイルも利用できるのでぜひ試してみてほしい。

iPhoneでパワポのスライドを開く

 iPhoneでの使い方を最初に紹介しよう。なお、iPadでも同様に利用できる。所有している人は、iPhoneより画面が大きい分、使いやすいので、iPadで利用することをお勧めする。

 まずは、PowerPointのプレゼンファイルをiPhoneのKeynoteで使えるようにする必要がある。分かりやすく手っ取り早いのは、クラウドストレージを利用する方法だ。iPhoneが対応していれば何でもいいのだが、今回は、「OneDrive(ワンドライブ)」で作業する。WindowsパソコンのプレゼンファイルをOneDrive上に保存すれば準備OKだ。もちろん、iPhone側にもOneDriveのアプリをインストールして、同じアカウントでログインしておく。

 Keynoteを起動したら、「ブラウズ」でOneDriveを指定すれば、保存しておいたプレゼンファイルをそのままで開くことができるはずだ。変換などを気にしなくていいのがすてきなところだ。

iPhoneのKeynoteを起動して「ブラウズ」をタップする
iPhoneのKeynoteを起動して「ブラウズ」をタップする
OneDriveが見えたらタップして開く
OneDriveが見えたらタップして開く
OneDriveの場所が不明なときは、左上の「場所」を何度かタップしていけば解決するはずだ
OneDriveの場所が不明なときは、左上の「場所」を何度かタップしていけば解決するはずだ
プレゼンファイルをタップして開く
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フォントの互換性などのアラートが表示されることがあるが、気にせず作業を進めよう
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