プレゼンテーションのスライドにイラストが必要になるケースは多い。しかし、フリー素材のイラストに適したものが見つからず、イラストレーターに発注する時間も予算もないときは、自分で描くことになる。そんなときのためにイラストの描き方をプロに伝授してもらった。

基本的なテクニックを身に付ければ、絵心なしでもそれなりのイラストが描けるようになる。必要なのはiPadとApple Pencil。そしてレイヤーに対応したアプリだ
基本的なテクニックを身に付ければ、絵心なしでもそれなりのイラストが描けるようになる。必要なのはiPadとApple Pencil。そしてレイヤーに対応したアプリだ

 プレゼンテーションで使うスライドにイラストを入れたいときがある。というより、イラストが必要になるケースは多い。例えば、まだ完成してない商品の完成イメージを伝えたい、類似製品を並べて比較したいが競合製品の写真を使うわけにはいかない――そんなときは、イラストを使うことになるわけだ。

 とはいえ、フリー素材のイラストやピクトグラムではトーンが合わない、プロのイラストレーターに発注する時間も予算もないということもあるだろう。

 となると自分で描くことになるわけだが、僕を含め、絵には自信がないという人も少なくないと思う。そこで今回は、本誌連載「文系でもスイスイ分かる AIの新常識」でも描いてもらったプロのイラストレーターである森マサコさんに、短時間でイラストを描く方法をレクチャーしてもらった。

プロのイラストレーターである森さんにイラストのこつを聞いた
プロのイラストレーターである森さんにイラストのこつを聞いた

 森さんには次のようなお願いをしている。

今回のポイント
1.スライド用にシンプルなイラストを描きたい
2.絵心がないので、今より少し良くなればいい
3.時間をかけたくない。10分程度で描き上げたい

 さて、この無謀なお願いに森さんはどうレクチャーしてくれるのだろうか?

iPadを使って描くのがおすすめ

 イラストを描くだけなら紙とペンでもいいのだが、「PowerPoint(パワーポイント)」に貼り付けるとなると話が変わってくる。

 「紙に下絵を描いてもいいのですが、スキャンしたデータを読み込むのは面倒です。iPadなどのタブレットを使えば、ペンで描いたイラストがそのまま使えるので楽です」と森さん。

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