
身の丈イノベーションのススメ
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- 第26回
- 2020.07.17
激盛り1キロ弁当店 年商1億超えのSNS活用術 東京・江東区亀戸にある街の弁当店「キッチンDIVE(ダイブ)」が、商品の見直しやSNSの活用で年商1億5000万円に向けて快進撃中だ。200円の激安弁当や1キログラムの激盛り弁当、人気ゲームとのコラボやツイッター配信、店内からのYouTube生中継などさまざまな手段を用い、過大な投資をせずに固定客を増やした。 -
- 第25回
- 2020.05.28
眠りの悩みを改善する寝具でヒット連発 売り上げ2倍の大東寝具 京都市の大東寝具工業は全従業員が「睡眠健康指導士」の資格を持ち、「寝具」というより「眠りの悩みを改善する商品」を目指して開発体制を見直した。寝具を中心に寝室や住まいの空間に関わる新規事業も展開。売上高を低迷期の2倍以上にした。 -
- 第24回
- 2020.01.06
1万円の線香花火がヒット デザインで製品ではなく企業を変えた ユニークな発想とちょっとした工夫で新商品やサービスを開発し、成功している中堅中小のイノベーター企業を追う本連載。今回は、1万円の線香花火がギフト需要で売れるなど、玩具花火の分野で次々と新製品を開発する筒井時正玩具花火製造所(福岡県みやま市)を取り上げる。 -
- 第23回
- 2020.01.06
廃業寸前から売上高10倍、吸水性高めた半分サイズのタオル ユニークな発想とちょっとした工夫で新商品やサービスを開発し、成功している中堅中小のイノベーター企業を追う本連載。今回は、高い吸水力を備え、これまでの半分のサイズでも十分にした、今までにないタオルが大ヒット中の浅野撚糸(岐阜県安八町)を取り上げる。 -
- 第22回
- 2019.12.05
月30万個販売、洗剤使わず汚れを落とす洗濯グッズが大ヒット ユニークな発想とちょっとした工夫で新商品やサービスを開発し、成功している中堅中小のイノベーター企業を追う本連載。今回は、高純度のマグネシウムで汚れを落とすという、今までにない新発想の洗濯グッズが大ヒット中の宮本製作所(茨城県古河市)を取り上げる。 -
- 第21回
- 2019.11.25
衰退産業のマッチとお香を一体化、10分間のアロマ体験がヒット ユニークな発想とちょっとした工夫で新商品やサービスを開発し、成功している中堅中小のイノベーター企業を追う本連載。今回はマッチとお香を組み合わせたアロマ製品「hibi」を開発した神戸マッチ(兵庫県太子町)を取り上げる。2019年グッドデザイン賞を獲得した。 -
- 第20回
- 2019.07.16
ウエアラブルで急成長のミツフジ、どん底からのイノベーション 今回はウエアラブルソリューションで注目されるミツフジの後編。当初は抗菌靴下を作ろうか、廃業して就職するか、などと追い込まれた三寺歩社長。ならば思い切って自社で開発したらどうかと開き直った。そこから反撃が始まった。 -
- 第19回
- 2019.06.26
廃業寸前の西陣織の企業、IBMも注目のウエアラブル事業で復活 ユニークな発想とちょっとした工夫で新商品やサービスを開発し、成功している中堅中小のイノベーター企業を追う本連載。今回は独自開発の導電性繊維を使ったウエアラブルソリューションで注目されるミツフジ(京都府精華町)の前編。 -
- 第18回
- 2019.06.03
1万円メモパッド、画像拡散でサーバーダウン 今年はたこ焼きも 今回は、ユニークな1万円のメモパッド「OMOSHIROI BLOCK」を手掛けるデザイン会社、トライアード(大阪市)の後編。消費者向けの販路開拓を狙い、まず大阪商工会議所主催の商談会に参加した。そこで東急ハンズ梅田店のバイヤーと出会い、流れが大きく変わった。 -
- 第17回
- 2019.05.27
品切れ続出の1万円メモパッド 使っていくと「清水寺」も出現 メモ用紙を1枚ずつめくると、3次元(3D)の精巧な清水寺本堂などが現れる。そんなメモパッド「OMOSHIROI BLOCK」が1万円と高額ながら大人気。開発したのは文具メーカーではなく、トータルデザイン会社のトライアード(大阪市)だ。 -
- 第16回
- 2019.05.20
割れせんべいもおしゃれにする「センベイブラザーズ」の発想術 下請け専業から離れ、独自ブランド「センベイブラザーズ」を立ち上げた笠原製菓。4代目の笠原健徳社長はさまざまなアイデアで商品をアピール。「店の前を通り過ぎる3秒間で、どうしたらお客に振り返ってもらえるかに知恵を絞った」と言う。 -
- 第15回
- 2019.05.13
赤字のせんべい会社が「センベイブラザーズ」でV字回復した理由 せんべいの下請け専業で倒産寸前だった笠原製菓が、自社ブランド「SENBEI BROTHERS(センベイブラザーズ)」を立ち上げて小売りに打って出ると業績は1年でV字回復。今や直営通販サイトや取扱店舗は売り切れが続出し、星野リゾートなどからコラボ依頼も舞い込むほど。復活の背景にはデザイナー出身長による改革があった。 -
- 第14回
- 2019.05.07
昔ながらの職人集団がオーケストラ型組織へ 老舗和菓子店の挑戦 乳酸菌による健康食品など新規事業を次々と展開する老舗和菓子店の船橋屋(東京・江東)は、5人の採用枠に1万7000人の就職希望者が押し寄せた超人気企業。社員のやる気が新規事業の原動力になっている。何が若者を引き付けるのか。 -
- 第13回
- 2019.04.22
くず餅の乳酸菌を8年かけてサプリにした老舗和菓子店 東京・亀戸にある創業214年の和菓子店の船橋屋は、自社で作るくず餅に乳酸菌が含まれていることを発見。サプリメントに仕立てて19年2月から自社のウェブサイトで販売した。さらに乳酸菌が入ったスイーツやカフェなどの新規事業も計画中だ。 -
- 第12回
- 2019.04.15
大阪流の笑いが生む水栓金具 売れなくても作り続ける本当の理由 「おもろい蛇口を作る」として話題の水栓金具メーカー、カクダイ。新製品の成果は意外なところにあった。社員の士気が上がり、社員の家族も水栓金具に関心を持ち始めた。そこからもアイデアが広がるなど、「お笑い」が好循環につながった -
- 第11回
- 2019.04.08
製品名に「どっか~ん」も 大阪流の笑いが生む新発想の水栓金具 ハンドルが大きい「どっか~ん」、引っ張ったら伸びるような「びよ~ん」。これらは大阪市の水栓金具メーカー、カクダイの製品名。あえて奇抜にすることで社員の発想力を豊かにし技術力の向上に生かした。売上高は年3%増と堅調に推移している。 -
- 第10回
- 2019.04.01
客室や料理も子供重視のホテル 当初は従業員たちが手作りで改装 今回は、ロイヤルホテル那須の後編。客室階の一番下になる4階を親子連れのフロアとして改装したのは、子供が飛び跳ねても下の階から苦情が来ないからだ。「子供重視」の狙いが当たり、4階の設備投資は今後2~3年で回収できるという。 -
- 第9回
- 2019.03.25
子供が遊べる仕掛け満載 親子連れに狙いを絞ったホテルが大人気 栃木県のロイヤルホテル那須は親子連れにターゲットを絞り、客室やフロアの一部を子供の遊び心をくすぐるデザインに改装した。すると旅行サイトで評判が広がり、客室単価や集客率の上昇につながった。2018年度の売上高は前年比9%アップした。 -
- 第8回
- 2019.03.18
スーツに見える作業着、農家やマンション管理人にも広がった理由 ユニークな発想とちょっとした工夫で新商品やサービスを開発し、成功している中堅中小のイノベーター企業を追う本連載。今回は、スーツのように見える作業着で注目されるオアシスライフスタイルグループ(東京・港)の後編。 -
- 第7回
- 2019.03.11
水道工事会社が「スーツに見える作業着」でアパレル事業に進出 オアシスライフスタイルグループ(東京・港)が傘下の水道工事会社の作業着を刷新。スーツのようなデザインにしたところ評判が広まり、2017年12月にアパレル会社を立ち上げ、18年3月から外販した。その結果、年間で1億円を売り上げた。 -
- 第6回
- 2019.03.04
ワイヤレス給電で食卓やカフェを変える 電源メーカーの挑戦 ユニークな発想とちょっとした工夫で新商品やサービスを開発し、成功している中堅中小のイノベーター企業を追う本連載。今回は産業機器向け電源メーカー、ベルニクス(さいたま市)の後編。 -
- 第5回
- 2019.02.25
ワイヤレス給電で簡単保温 電源メーカーが作る家庭用マグカップ 産業分野の電源装置メーカーであるベルニクス(さいたま市南区)が、2019年4月からテーブルウエアの分野に進出するとして注目されている。得意の電源技術を生かし、ワイヤレス給電で保温・加熱できる家庭用のマグカップや卓上照明を開発した。 -
- 第4回
- 2019.02.19
播州織ブランドの認知度が向上 デザインを軸に地域活性化も推進 今回は3回目で取り上げた島田製織の後編。新卒で入社した自社ブランド「hatsutoki」のデザイナー、村田裕樹氏は新しいセンスで作ったカタログや自信のある商品のサンプルをショップに送るなど営業活動も手掛け、ビームスなど少しずつ販路を拡大した。そんなとき人気デザイナーを西脇市に招いた。 -
- 第3回
- 2019.02.12
低迷した播州織ブランドが復活へ ビームスや三越も販売 業績が低迷していた兵庫県西脇市の織物商社、島田製織。打開策として2010年に始めた播州織による婦人服と服飾雑貨の自社ブランド「hatsutoki(ハツトキ)」が、今ではビームスや日本橋三越本店など大手流通でも販売されるまでに。背景には思い切ったブランディングや人材活用があった。 -
- 第2回
- 2019.02.04
大ヒット「ハート形レモン」付き紅茶、背景には中川政七商店あり 今回は1回目で取り上げた光浦醸造工業の後半。150年以上前から味噌やしょうゆなどを作ってきたが、2003ごろからBtoC向けの商品を次々と開発し、デザインも光浦健太郎社長自ら手掛けるようになった。そんな中、全国の工芸品・雑貨などを扱う中川政七商店から電話がかかってきた。 -
- 第1回
- 2019.01.28
味噌メーカーの「ハート形レモン」付き紅茶が大ヒット 「乾燥レモン付きの紅茶」が話題となり、売り上げが好調な光浦醸造工業。19年春頃には乾燥レモン付きの緑茶と抹茶も発売する予定。150年以上前から味噌やしょうゆなどを手掛けてきた企業がなぜ、まったく違う分野の新商品を開発し、EC販売できたのか。