米メタが、旧称フェイスブックから社名変更してから約1年。同社は米国時間2022年10月11日、技術説明会「Meta Connect」を開催し、高機能VRヘッドセット「Meta Quest Pro(メタ・クエスト・プロ)」を発表した。現実世界とメタバースを融合させるMR(複合現実)で新境地を開く。

高機能VRヘッドセット「Meta Quest Pro(メタ・クエスト・プロ)」を発表した
高機能VRヘッドセット「Meta Quest Pro(メタ・クエスト・プロ)」を発表した
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 Meta Quest Proは、メタが2020年に発売したVRヘッドセット「Meta Quest 2(メタクエスト2、旧Oculus Quest 2)」の上位版。前面や側面に多数のカメラを搭載し、現実世界のカラー映像とバーチャル映像を組み合わせるMRに対応させた。Quest 2と比べて光学レンズユニットを40%薄くしたほか、液晶ディスプレーの解像度を37%、コントラストを75%高めている。プロセッサーは、米クアルコムの「Snapdragon XR2+」を採用し、処理能力を50%向上させた。価格は約1500米ドル(日本では22万6800円、税込み)で、22年10月25日から出荷を開始する。

2022年10月11日のオンラインイベント「Meta Connect」でマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)が説明した
2022年10月11日のオンラインイベント「Meta Connect」でマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)が説明した
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 イベントの映像に登場したマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)はメタバースやxR(VR〈仮想現実〉、MR〈複合現実〉、AR〈拡張現実〉などの総称)の可能性を改めて強調した。「我々の世代が生きる中で、最も驚くべき技術になっていくだろう」と話し、製造現場など現実の風景に操作パネルを映し出してデータを参照する、会議室の机の上に3Dグラフィックスの製品プロトタイプを見ながら議論するといったイメージ映像を見せた。

リアルの風景上にパネルを映し出してデータを確認するといった使い方を見せた
リアルの風景上にパネルを映し出してデータを確認するといった使い方を見せた
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 Quest Proでは、眉毛や目の動きなどを捉える仕組みも備え、3Dアバターの顔で表情を再現できる。この機能によって、VR内でより円滑なコミュニケーションが取れると説明した。