米スピーカーメーカーのソノスが、コロナ禍で好業績を続けている。2021年第1四半期は前年同期比で売り上げ15%増となり、利益は2倍弱まで伸長した。スマートフォンへの音楽配信で老舗のオーディオメーカーが苦戦する一方で、ソノスはカスタマーサクセスに注力し成長を続けている。

ソノスのスピーカー「Arc」。バー型で映画などを楽しむのに適している。テレビの下部にある白いバー型のきょう体が本体、左下の床に置いてあるのが重低音用のウーファー(出所/米ソノス、以下同)
ソノスのスピーカー「Arc」。バー型で映画などを楽しむのに適している。テレビの下部にある白いバー型のきょう体が本体、左下の床に置いてあるのが重低音用のウーファー(出所/米ソノス、以下同)

 「パンデミック(世界的な大流行)という状況下にもかかわらず、18年の歴史の中で、記録的な数の新たなユーザーを迎えることができた」

 ソノスのパトリック・スペンスCEO(最高経営責任者)は2021年2月10日、同年第1四半期の決算説明会でこう述べた。

コロナ禍で高性能製品にシフト

 ソノスは2002年に米カリフォルニア州の南部、サンタバーバラで創業したスマートスピーカーの専業メーカーだ。当初からネット接続のスピーカーを提案していた。ここ最近は顧客とつながり続け、設置場所に合わせて出力する音場を調整できる機能や、スピーカーの新機能をソフトウエア更新で提供するなどし、支持を得ている。

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