民泊大手の米エアビーアンドビーのネイサン・ブレチャージク共同創業者は、新型コロナウイルスの感染拡大で卒業旅行に行けない日本の学生に対して、同氏の経験を基にオンラインで講演した。「バーチャル卒業旅行」として位置付け、エアビーの起業の経緯や困難の乗り越え方を話した。

日本の学生に「バーチャル卒業旅行」を提供した、米エアビーアンドビーのネイサン・ブレチャージク共同創業者(出所/エアビーアンドビー)
日本の学生に「バーチャル卒業旅行」を提供した、米エアビーアンドビーのネイサン・ブレチャージク共同創業者(出所/エアビーアンドビー)

 「もともとこの時期は多くの学生や卒業生が旅に出て、世界や日本を探索することが多い。ただ、我々は前例のない時代に生きており、人々が集まることは本当に難しい。私はいつも新しいチャンスはないか、逆境や危機をどのように乗り越えればいいかを考えているが、エアビーアンドビーでは今回それが実現できた」

 民泊大手の米エアビーアンドビーのネイサン・ブレチャージク共同創業者は2021年3月17日、日本の学生を前にこう切り出した。彼ら、彼女らは公募で申し込んできた高校や大学を卒業する約20人の学生である。司会を東京芸術大学デザイン科准教授であるスプツニ子!氏が務めた。

 エアビーは2020年2~3月の新型コロナウイルスの感染拡大で利用者が大幅に減少。それに対して世界各国のホストがオンラインでの体験を提供するサービスを数週間という短期で開発し、2020年4月上旬に提供を始めた。その後1カ月で200万円以上の収入を得るホストも多くいたという。「オンライン体験が飛躍的に発展するのを目の当たりにした。驚くべきことだ」(ブレチャージク氏)。例えば今の時期は日本向けのページで、学生に人気のある地域のオンライン体験を卒業旅行向けに特設ページを作って紹介するなどしている。

「制約があるからこそ達成できる」

「バーチャル卒業旅行」に参加した学生、ブレチャージク氏、スプツニ子!氏(出所/エアビーアンドビー)
「バーチャル卒業旅行」に参加した学生、ブレチャージク氏、スプツニ子!氏(出所/エアビーアンドビー)

 ブレチャージク氏は参加した卒業生に対し、逆境を乗り越え成功するために必要な4つの心がけを説明した。具体的には、(1)時間管理を重視する、(2)ベストを尽くす、(3)よい友人を選ぶ、(4)適時の運動をする──である。それぞれ実体験のエピソードを交えながら語った。

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