米アマゾン・ドット・コムは2020年9月24日(現地時間)、ハードウエア製品の発表イベントを開催した。音声AI(人工知能)アシスタント「Alexa」を搭載したデバイスの新製品などを発表した。AI処理を高速化する専用半導体を搭載。人間と会話するかのように対話したり、命令内容を学習したりする新機能を披露し、AIの進化に注力した。

音声AIアシスタントデバイスの「Echo」新製品(出所/米アマゾン・ドット・コム)
音声AIアシスタントデバイスの「Echo」新製品(出所/米アマゾン・ドット・コム)

 Alexa(アレクサ)対応のAIアシスタントデバイスである「Echo」は、新デザインを発表した。きょう体を従来の円筒形から球体に刷新した。今回、デバイスが設置された空間の音響特性を把握し、音質を調整する機能に対応。オーディオスピーカーとしての機能強化を強調した。

Echoなどに搭載する新型プロセッサー「AZ1 Neural Edge processor」(出所/米アマゾン・ドット・コム)
Echoなどに搭載する新型プロセッサー「AZ1 Neural Edge processor」(出所/米アマゾン・ドット・コム)

 新しいEchoは、機械学習の推論処理向上のために、新たに「AZ1 Neural Edge processor」(以下、AZ1)と呼ぶ独自プロセッサーを搭載した。AI音声認識を可能な限りデバイス側で処理することで、Alexaの音声対話応答にかかる時間を短縮したという。この機能は当初米国のみで提供。具体的な日時は未定だが今後、日本でも対応する予定である。

Echo Show 10(出所/米アマゾン・ドット・コム)
Echo Show 10(出所/米アマゾン・ドット・コム)

 10インチのディスプレー付きの「Echo Show 10」も発表した。利用者の動きを検知して向きを変える機能を搭載した。キッチンで調理をしながら動き回っても、レシピを確認したり、家族とビデオ通話したりしやすくなった。複数の利用者がいても、話している人にフォーカスして拡大することで会話をスムーズにする。

 ホームセキュリティー機能も搭載する。不在時の動作モードに設定すると、ディスプレー部の向きを変えて内蔵カメラで室内を定期的に撮影。同部に搭載するカメラで人を検知するとアラートをユーザーに送信する。外出先からEcho Show 10にアクセスし、ディスプレー部を回転させて室内の様子を確認することも可能だ。

 新しいEchoの価格は米国で99.99米ドル、日本で1万1980円(税込み)、Echo Show 10は同249.99米ドル、同2万9980円(税込み)である。日本での出荷は、Echoが20年10月22日、Echo Show 10が20年内を予定している。

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