米ウォルマートは2020年9月1日、店舗からの無料配送などを利用できる会員サービス「Walmart+」を発表した。米アマゾン・ドット・コムの「Amazon Prime」に対抗し、半数以上の店舗で当日配送を可能にする。ウォルマートは店舗を配送拠点として活用し、アマゾンに対抗する狙いだ。
Walmart+は9月15日から年間98ドル、もしくは月12.95ドルのサブスクリプションサービスとして提供を始める。無料配送のほか特定のガソリンスタンドでの割引きサービスを提供。今後、新たな特典を加えていくという。
店舗と同じ値段で、食料品や日用品のほか、家電や玩具など16万アイテム以上を配送する。最短の当日配送に対応するのは、4700店舗のうち2700店舗となる。ウォルマートの顧客にとって、店舗や駐車場でのピックアップに加えて、自宅への無料配達という非接触の購入手段が増えることになる。
Walmart+ではウォルマートの店舗を配送元の倉庫としても利用することになる。新型コロナウイルスの感染拡大によるピックアップ需要増で、店舗における商品の収集や保管の管理など店舗オペレーションの高度化も重要なポイントとなる。
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