コンテンツ戦略のカンファレンス「Confab(コンファブ)」では、コンテンツ企画、コンテンツ制作のワークフロー、UXライティングなど、コンテンツの質を高めるためのさまざまなノウハウが得られる。その中からストーリーテリングのテクニックを紹介する。
今年のConfabは新型コロナウイルスの感染拡大により、オンラインで2020年5月18~20日まで開催された。
本題に入る前に「コンテンツ戦略」とは何なのかを確認しておきたい。コンテンツ戦略とは、高品質なコンテンツを制作するためのメソッドを活用した戦略を意味する。ここでいう高品質なコンテンツとは、ビジネスゴールに貢献するコンテンツのことである。
コンテンツ戦略とよく混同される概念に、コンテンツマーケティングがある。適切な人に、適切な情報を、適切なタイミングで届けることを通して、ビジネスゴールの実現を目指すマーケティング手法のことだ。もちろん、高品質なコンテンツを制作することも求められる。つまり、コンテンツ戦略はコンテンツマーケティングにおけるコンテンツ制作の場面で、活用されるものともいえる。
高品質なコンテンツを生むためには、具体的なターゲットの人物像を意味する「ペルソナ」の設定が重要となる。ビジネスゴールに近づくようなターゲットの行動こそが、コンテンツの品質の高さを表す。したがって、企業はペルソナと向き合いつつ、コンテンツ戦略を立てていくことになる。
コンテンツ戦略を構成し得る要素は、このペルソナ設定だけではない。先述の通り、コンテンツ企画、コンテンツ制作のワークフロー、UXライティング、ストーリーテリングなど多岐にわたる。
作詞家のように考える
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