マーケティングテクノロジーの独立系専門イベント「MarTech」がオンラインで開催された。毎年恒例のマーケティングテクノロジーのマップが公開され、ソリューション数が8000と前年比で約1000増えた。オンラインで大量データがやりとりされるようになり、会話型マーケティングやデータマネジメント関連が急増している。
「DISCOVER MARTECH」として2020年4月21日から23日までオンラインで開催された。同イベントは「MarTech West 2020」として米カリフォルニア州サンノゼで開催する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でオンライン開催となり名称を変更した。
MarTechは西海岸で春に開く「West」では例年、マーケティングテクノロジーのソリューション一覧「マーケティングテクノロジーランドスケープ」を発表する場として位置付けられている。一般にカオスマップといわれるもので、大手からスタートアップまでさまざまな企業のロゴが分野ごとに掲載されている。もはや拡大しないとどの企業がどのカテゴリーに入っているのかを目視するのは難しい。
マーケティングテクノロジーのソリューションは常に新陳代謝が起こっている。スタートアップなど規模の小さな企業が多く存在し、参入や買収、撤退などが繰り返されているのが背景にある。
MarTechの責任者でありマーケティングテクノロジーランドスケープの制作責任者でもあるスコット・ブリンカー氏は「マーケティングテクノロジーのソリューションは統合が進むが、5個に1個が新たに加わったものだ」と説明する。ブリンカー氏はマーケティングテクノロジーツールの米ハブスポットのVPも務めている。
今回発表した2020年のマーケティングテクノロジーランドスケープはソリューションが8000となった。このうち、1575個が新たに追加され、615個が前年からなくなった。都合1000弱が前年比で増えている。
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