米アマゾン・ドット・コムが米ワシントン州シアトル市にオープンした、生鮮食料品を販売するレジなし店舗「Amazon Go Grocery」。どのようにして顧客が商品を手にしたのかを把握しているのか。従来のAmazon Goとの比較で分析する。

米シアトルに出店したAmazon Go Groceryの1号店
米シアトルに出店したAmazon Go Groceryの1号店

 Amazon Go Groceryと従来のAmazon Goとの違いは、野菜や果物などの生鮮食料品を多数販売し、それに伴って店舗の広さが5倍以上に大きくなっていることだ。マンションの1階を居抜きで利用している。

Amazon Go Groceryの青果売り場
Amazon Go Groceryの青果売り場

 では、どのようにレジレスを実現しているのか。Amazon Goでは、入り口でスマホアプリのQRコードを認証し、その後店舗のどこにいるのかを天井のAI(人工知能)で画像処理するカメラで把握。別の種類のAIカメラでどこの段のどの場所に手を伸ばしたのかを認識して、どの商品を取ったのかを判定する。

 Amazon Go Groceryも基本的にはこのAmazon Goの仕組みと同様だ。天井には2種類のAIカメラが確認できた。2018年頭の初導入から1年もせずに同年末までにバージョンアップした第2世代のものである。

Amazon Go Groceryの天井
Amazon Go Groceryの天井

 顧客の通路内での動きを把握するAIカメラは、通路の下向きに2つのレンズが紫色に光っていることが分かる。これは肉眼では見えず、デジカメで撮影すると現れる光である。

 AIカメラに詳しいある技術者は「片方のレンズから赤外線を照射してもう一方のレンズで撮影するアクティブステレオカメラではないか。人を3次元で立体的に把握できるようになり、身長がどの程度かだけでなく、どのような体格なのか分かる」と推測する。

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