米シリコンバレーで新型コロナウイルスの感染者が2人に増えるなど、テック大手などの企業活動に影響を与え始めている。中国国内店舗の一時閉鎖に加えて、2月下旬にスペインで開かれる世界最大のモバイル機器見本市への参加を見送るなど、全世界に広がっている。米フェイスブックはSNSの虚偽情報への対応に追われている。
AI(人工知能)などの処理に使われる半導体大手の米エヌビディアは、2月下旬にスペインのバルセロナで開かれる世界最大のモバイル機器見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2020」への参加を取りやめるとのコメントを発表した。
主催者に対して、MWCに従業員を送らないことを通知したという。米国時間の2月9日午前の時点でMWCのサイトではエヌビディアの展示の情報が出ており、急な決定であったことを物語る。
米アマゾン・ドット・コムもMWCへの展示や参加を見送るという。2月9日、ロイターが報じた。
一方、米ナイキが2020年2月5、6日に米ニューヨークで開催した発表会。今年7月開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けシューズやウエアの新製品を公表する4年に1回の大型イベントだ。世界中から300人規模の報道陣を集めたが、中国のメディアは不参加だった。
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