米グーグルは米国時間の2020年1月13日、リテールテクノロジー会社のポインティを買収すると発表した。実店舗を持つ小売事業者が店頭在庫をオンラインで販売するのを支援するハードウエアとプラットフォームを提供している。グーグルは中小事業者向けのソリューションに位置づけて提供していく。
ポインティはアイルランドのダブリンに本社を置くスタートアップで、米国とアイルランドでサービスを展開してきた。特徴は商品情報を容易に管理できるハードウエアを提供し、いわばブリック・アンド・モルタルのローカル店舗をオムニチャネルで支援するビジネスモデルだ。
「Pointy Box」と呼ぶ小さな箱をPOS(販売時点情報管理)とバーコードスキャナーの間に装着することで、商品の情報を読み取って、ポインティの管理サービスに送信。その情報を基にグーグル検索の結果に店舗の在庫情報を表示できる。実際の店舗の在庫数を消費者に公開することになる。
世界中の情報を整理し検索で提供するのが目的のグーグルにとって、オフラインのリアル店舗の在庫の動きは、貴重な情報となる。
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