米ウォルマートは店舗におけるAI(人工知能)の活用を加速している。カート内の商品を追跡し、レジでスキャンしないで退店する顧客に警告する。万引きだけでなく、レジの従業員による商品のスキャンし忘れへの対策にもなる。

米ウォルマートの店舗内(写真/Shutterstock)
米ウォルマートの店舗内(写真/Shutterstock)

 このシステムは「Missed Scan Detection」という名称で呼ばれており、2017年から試験を始めた。米ビジネスインサイダーが2019年6月20日に報じた。一定の効果が認められ、現在は全米の4分の1に当たる約1000店舗で導入しているという。

 ビジネスインサイダーによると、店舗内のレジ周辺に画像認識用のAIカメラを導入し、従業員操作とセルフの両方のタイプのレジをチェックする。カート内にある商品と、レジで会計された結果を照合。万引きや客の不注意による登録漏れだけでなく、従業員による商品のスキャンし忘れもカバーしている。

 Missed Scan Detectionはレジでの会計に問題がありそうな顧客を特定し、出口の従業員に警告を送る仕組みだという。ウォルマートなど米国の大手スーパーでは、店舗の出口で従業員がレシートとカートの商品の目視によるチェックを行っており、その精度を高めるのが目的だ。

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