米アマゾン・ドット・コムは米サンフランシスコに市内で3番目となる店舗を開いた。店舗内の棚からどのように商品が取られたのかを検知するAI(人工知能)カメラを新たなものに入れ替えている可能性がある。
2019年4月19日、サンフランシスコ市内中心部の高層ビルの1階に「575 Market店」として開店した。同市内で3号店のAmazon Goとなる。オフィス街であるが、観光客なども多いショッピングエリアでもある。東京で言えば、有楽町の駅前のようなイメージの場所だ。
店舗形態としては日本のコンビニエンスストアと似ており、昨年末に開店したサンフランシスコの2号店と同様だ。朝昼晩とビジネスパーソンが目的に応じて所望の商品を短時間で探せるようにしている。金融街のビジネスパーソンに欠かせないと言われる頭痛薬も配置している。お土産に最適なボトルやカップも入ってすぐの「EXCLUSIVES」の棚に置かれている。
2号店と変わりはないように見えるが、細かくチェックするといくつかの違いが分かる。
新たな天井カメラを導入か
最も大きな点は、店内の顧客の動きを取得するためのセンサーだ。これまでの店舗では常温の通常棚は、棚の一番上の天板の裏に小型のカメラを設置していた。それが今回の3号店では確認できなかった。
従来店舗にあった通常棚の小型カメラは通路の下の方を向いている。どの顧客が棚のどのあたりに手を伸ばしたのかを認識するためのものと思われる。3号店ではそれを省略した可能性がある。
天井のカメラにも変化が見られる。
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