ライドシェア大手の米ウーバーテクノロジーズはサービスメニューやアプリのインターフェースを頻繁に変更している。4月にかけて刷新したのが、顧客が最初に目にする注文画面だ。より高価なサービスを提示して売り上げを引き上げたり、配車効率を改善したりする狙いがあると考えられる。

ウーバーは顧客に提示するメニューを大幅に変えた
ウーバーは顧客に提示するメニューを大幅に変えた

 ウーバーは2018年に入って都市部で、乗客が乗降時に1~3ブロック程度歩く「UberPool Express」を提供してきた。ドライバーの都合がいい場所まで移動することで割引額を拡大するものだ。それを今回、複数人と同乗する「UberPool」に一本化した。

 まず乗客がアプリを開くと標準サービスの「UberX」、UberPool、そして高級車の「Select」の選択肢が提示されるようになった。従来はSelectでなくExpressが表示されていた。

 ここでUberPoolを選ぶと、次の画面でExpressのように乗降時に歩くことで数ドル程度のお得になりますよという文言が表示される。つまり同乗型のUberPoolに一本化され、そのうえで乗り場まで歩くかどうかを判断するようになったのだ。

Poolのサービスに歩くオプションを設けた。歩くオプションのみを提供する場合もある
Poolのサービスに歩くオプションを設けた。歩くオプションのみを提供する場合もある

 例えば、シアトルの空港から市内まで標準のXは35.39ドルだが、乗り合いのPoolは20.80ドル。そして歩かされるExpressに相当するサービスを、5.43ドル安い15.37ドルで選択できるようになっている。時間帯によってはExpressに相当する徒歩がある選択肢のみをPoolとして提示する。

 つまり1年間のExpressの試行を経て、乗り合いサービスをPoolに1本化したと言える。米サンフランシスコなど渋滞が激しい都市で、時間帯や場所によってPoolを歩かせるオプションのみで提供。配車や乗車までの時間を短縮できる。

 実際、筆者がサンフランシスコや米シアトルでPoolを利用したところ、「指定の乗り場所まで歩く」がPoolのデフォルトになっているケースが多かった。

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