明日の話題に使えるIT小話

明日の話題に使えるIT小話

デジタル変革の掛け声は大きいが、具体的に何を実現するべきなのか見定められていない企業は多い。その理由の一つは、デジタル変革時代に備えるべきは「未見の敵」だからだ。長年の競合とやり合うのであれば、いくらでも経験はあるし、30年来殴り合っている敵のやり口もなんとなく分かる。ところが、近年は、全く違う業界からテクノロジーを手にした見たこともない敵が急に殴りかかってくる。このような未見の敵に備えるためには、自分たちの業界のことだけを見るのではなく、さまざまな業界の動向を見ておく必要があるし、そのなかに未見の敵への備えのヒントもある。このような不慣れな他業界の話を噛み砕いて伝える。
  • 習熟プロセス最適化で心つかめ お手本は人気ゲーム「HALO」
    第40回
    2019.12.06
    習熟プロセス最適化で心つかめ お手本は人気ゲーム「HALO」
    ゲームソフトで「上のライトを見よ」と言われたら、あなたはコントローラーを上に倒すだろうか、それとも下に倒すだろうか。その違いを自動的にゲーム設定に反映することができれば、遊びにくいと思われることはない。こうした問題を上手にクリアするアイデアがある。今回は、いかにスムーズに製品やサービスになじんでもらうかについて検討する。
  • 精米工場でタピオカが大活躍? 後工程を助けるアイデアを探せ
    第39回
    2019.11.29
    精米工場でタピオカが大活躍? 後工程を助けるアイデアを探せ
    タピオカドリンクが売れに売れた2019年であった。ただ、「あんな子どもの飲み物なぞ飲むか」とブームを苦々しく見ていた「おじさん」も、実は日々のランチで気づかないうちにタピオカのお世話になっているかもしれない。というのも、お米とタピオカには、とても深い関係があるからだ。
  • AIが実現する「音が見える」世界 人間の認知強化が幸せを呼ぶ
    第38回
    2019.11.22
    AIが実現する「音が見える」世界 人間の認知強化が幸せを呼ぶ
    コンピューターの役割は何かと問われれば、もともとの役割はその名のごとくコンピューティング、すなわち「計算」であった。銀行における金利計算や小売店における販売管理、投資信託の時価算出など、人間が行っていた計算を高価なコンピューターに代替させる取り組みは1980年代に大きく進んだ。
  • 北海道ガスに学べ 企業理念と調和するテクノロジーの活用術
    第37回
    2019.11.15
    北海道ガスに学べ 企業理念と調和するテクノロジーの活用術
    テクノロジーが成熟しても、それを自社に取り込めるかどうかは企業の姿勢による。例えば、使いやすくなった画像認識技術を業務に取り込むと工数を減らせると分かっていても、もともとの仕事をやっていた人に別の仕事を用意できないといった理由で検討が止まることがある。令和の時代でも、こんなケースがまだ生じている。
  • ポケモンGOと江戸の治水 不思議な共通点が示唆する新たな商機
    第36回
    2019.11.08
    ポケモンGOと江戸の治水 不思議な共通点が示唆する新たな商機
    落語に登場する場所としておなじみの「吉原遊郭」は、今の東京都・日本橋人形町に誕生した。大火事をきっかけに、幕府の命令で浅草寺裏の日本堤に移転した。なぜ、日本堤を移転先としたのだろうか。目的は治水だったのではないかという仮説を提唱するのは初代国土交通省河川局長だった竹村公太郎氏だ。
  • 射幸心あおったらスピード違反激減? VWの実験で驚くべき結果
    第35回
    2019.11.01
    射幸心あおったらスピード違反激減? VWの実験で驚くべき結果
    国内におけるスピード違反による取り締まり件数は年間約150万件で、それに伴って納付される反則金の総額は約620億円に及ぶ(i)(ii)。ドライバーの「交通違反をして反則金を払いたくない」という気持ちに訴え、安全運転を促している。
  • 熱帯びる「トラベルテック」 世界の注目スタートアップ総ざらい
    第34回
    2019.10.25
    熱帯びる「トラベルテック」 世界の注目スタートアップ総ざらい
    旅の高度化を目指す「トラベルテック」関連では昨今、スタートアップ企業の育成や投資活動が盛んだ。米国では2014年から18年に、トラベルテックに特化したインキュベーターの数は3社から16社に増えている。
  • さらば「お客様第一」主義 従業員の感情負荷を下げる努力をせよ
    第33回
    2019.10.11
    さらば「お客様第一」主義 従業員の感情負荷を下げる努力をせよ
    「お前が受けるサービスの質は、お前の態度と俺の気分次第だ」。これはあるスコットランドのパブに掲示されているという張り紙の文言だ。これこそ「お客様第一」が過剰に横行し、みんなが疲弊している今の日本に足りていない考え方ではないだろうか。
  • 人口減でスタバが消える都市 人口動態の変化を自社施策に活かす
    第32回
    2019.10.04
    人口減でスタバが消える都市 人口動態の変化を自社施策に活かす
    国土交通省がまとめた「国土のグランドデザイン2050」の中に、面白い分析がある。「サービス施設の立地する確率が50%および80%となる自治体の人口規模(三大都市圏を除く)」というものだ。これは、自治体の規模によってどのようなサービス施設が存在し得るのかということを分析している。
  • 「非意識的参加」で消費者を動かす 独ガムメーカーの奇策
    第31回
    2019.09.27
    「非意識的参加」で消費者を動かす 独ガムメーカーの奇策
    行動変容の中で、特に価値が高いものの同時に難易度が高い取り組みは、消費者を「初めての体験に一歩踏み出させること」だろう。これは競合から客を奪うのではなく、新しい客を呼び込み、その市場自体を拡大させる点で価値が高い。
  • 自動車業界「CASE脅威論」は本当か 見過ごしている敵は誰?
    第30回
    2019.09.20
    自動車業界「CASE脅威論」は本当か 見過ごしている敵は誰?
    自動車業界の人は最近、自社や業界の脅威として「CASE」を挙げる。CASEとは、「ネットワーク接続(Connected)」「自動運転(Autonomous)」「シェアリング(Share)」「電気自動車(Electronics)」の頭文字を取ったものだ。
  • カシオのデジカメ再参戦に勝算あり 皮膚科医が絶賛
    第29回
    2019.09.06
    カシオのデジカメ再参戦に勝算あり 皮膚科医が絶賛
    「ニーズがあるのは分かるんだけど、スケールしないよね」。大企業の新規事業担当者が一度は耳にするであろう、社内ご意見番からのコメントだ。大抵その後に続くのは、「我が社のあのヒット事業の売り上げの数パーセントしか見込めないんじゃ、なんだかやる気が出ないなあ」という発言だ。
  • ロボット掃除機で熱中症対策? シャープが気づいた消費者心理
    第28回
    2019.08.30
    ロボット掃除機で熱中症対策? シャープが気づいた消費者心理
    2019年8月5~18日に熱中症で搬送された人は2万人を超えた。同時期に1万3000人だった18年を大きく上回った。今回は、熱中症対策として面白い事例があるので紹介したい。
  • データ分析したら「ゲスの勘繰り」と非難 信頼を失わないために
    第27回
    2019.08.23
    データ分析したら「ゲスの勘繰り」と非難 信頼を失わないために
    データを活用したターゲティングやパーソナライズの施策を推進すると、「気が利く」と「気持ち悪い」の境界が不明瞭になる問題にぶつかる。気を利かせようとしたばかりに、顧客から不興を買うという問題だ。
  • “物足りなさ”を巧みに演出 独老舗アウトドアショップがスゴい
    第26回
    2019.08.09
    “物足りなさ”を巧みに演出 独老舗アウトドアショップがスゴい
    ダグ・スティーブンス氏の書籍「小売再生――リアル店舗はメディアになる」では、小売店舗が受難の時代に活路を見いだそうとするさまざまな例が紹介されている。中でも筆者が度肝を抜かれたのは、ドイツの老舗アウトドアショップ「グローブトロッター」である。
  • イケアの「ThisAbles」が家具パーソナライズの扉を開く
    第25回
    2019.08.02
    イケアの「ThisAbles」が家具パーソナライズの扉を開く
    スウェーデンの家具大手イケアは、販売する家具の使い勝手を良くするプロジェクトとして、「ThisAbles」を世界127カ国で展開している。3Dプリンターを活用して補助器具を開発し、家具をカスタマイズできるものだ。実はその狙いは障がい者の使い勝手を高めることにある。
  • AIで自動車修理工場を笑顔にした関西ペイント 学びたい着眼点
    第24回
    2019.07.19
    AIで自動車修理工場を笑顔にした関西ペイント 学びたい着眼点
    自動車修理市場が縮小している 。背景にあるのは「衝突被害軽減ブレーキ」など、先進安全装置の普及だ。自動車の保有台数が横ばいであるなか、事故件数は2004年以降減少傾向にある。事故の減少自体は喜ばしいことであるが、修理市場は業務の効率化など生き残りのための施策が不可欠になっている。
  • 目視に頼らず生鮮食品の鮮度を管理 ウォルマートの流儀
    第23回
    2019.07.12
    目視に頼らず生鮮食品の鮮度を管理 ウォルマートの流儀
    米ウォルマートは2016年から、「エデン」という生鮮食品の品質管理ツールを利用している。例えば、店員が店頭のリンゴに貼られている2次元コードをハンディー端末で撮影すると、「リンゴ(品種:ハニークリプス)5ポンド、袋入り」といった販売情報に加えて、産地から店頭までどのように運ばれてきたのかも分かる仕組みだ。自動車販売会社が愛知県名古屋市にある。いったいどのように実現しているだろうか。
  • 競合の3倍稼ぐ自動車販売店 トルコ宝飾商との意外な共通点
    第22回
    2019.07.05
    競合の3倍稼ぐ自動車販売店 トルコ宝飾商との意外な共通点
    愛知県名古屋市に、従業員一人当たりの売上高が業界平均の3倍もある自動車販売店がある。いったいどのように実現したのだろうか。それをテクノロジーによって拡大させることはできないだろうか。
  • ある監視映像解析企業に学ぶ「優良顧客の育て方」
    第21回
    2019.06.28
    ある監視映像解析企業に学ぶ「優良顧客の育て方」
    監視カメラ映像解析に特化したサービスを提供している米カミオ(camio)という企業をご存じだろうか。今回は同社の映像解析サービスの戦略が実に面白いので紹介したい。

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