巣ごもり消費はクイックルワイパーや虫ケア商品、ペット用品などにまで影響を及ぼした。一方、外出の傾向も大きく変わり、例えば高齢者はコロナ前、コロナ後で行動範囲が狭くなっていることがデータでも分かる。「在宅型消費の変化」「在宅総量の推移」から、ニューノーマルの消費者の動きを定量的に取り上げてみた。

 花王のクイックルワイパーが売れている(i)。日経MJによれば、クイックルワイパー立体吸着ウエットシートに関する2020年2月から半年間の売り上げは、前年同期比で34%増えた。クイックルワイパー本体も同8月には売り上げが57%増加している。

 理由は当然新型コロナウイルスの感染拡大だ。室内を清潔に保ちたいというニーズが増えたことが、好調な売れ行きにつながっている。

 換気を積極的にする人が増えた結果、売れているのが虫ケア製品だ。アース製薬による虫ケア関連商品の1~8月の売り上げは、前年同期比で20%増。窓を開けるとどうしても小虫が入り込み、結果虫ケアが必要になるためだ。

 新型感染症が世界的に拡大し、対策として3密の回避が進む。結果、旅行や外食などの非日常系イベントが大きな痛手を負った。一方で、日常にも影響は出ている。在宅時間の増加や、公共空間の回避だ。

 このような変化は4月、5月の時点でも予想はされていた。「新型コロナの影響によって新しい生活様式が定着するのではないか」「これはニューノーマルだ」といった話だ。定性的に生じる変化については、山のように語られていた。定性的な変化を裏打ちするデータも増えつつある。ニューノーマルが数字で検証可能になると、新しい生活様式に訴求するような施策を講ずる動きは加速するだろう。

 ほかにはどのような変化があるのだろうか。ペットを飼う人も増えている。

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