スウェーデンの家具大手イケアは、販売する家具の使い勝手を良くするプロジェクトとして、「ThisAbles」を世界127カ国で展開している(i)。3Dプリンターを活用して補助器具を開発し、家具をカスタマイズできるものだ。実はその狙いは障がい者の使い勝手を高めることにある。

家具をカスタマイズするイケアのサービスの意外な狙いとは(写真/Shutterstock)
家具をカスタマイズするイケアのサービスの意外な狙いとは(写真/Shutterstock)

 家具の使い勝手を良くするThisAblesを通じて、イケアは具体的にどのようなカスタマイズを行っているのだろうか。例えばデザイン性の良い小さなボタンスイッチは見栄えは良いものの、手先が不自由な障がい者にとっては押すたびに難儀する形状の場合がある。そこで用意したのが「メガスイッチ」だ。本来のボタン全体を覆うような大きなボタンで、取り付けると誰でも簡単にスイッチを操作できるようになる。