「最近いいチャットボットあった?」と聞かれたらなんと答えるか。これはセンスが問われる質問だ。そのような問いかけに備えるべく、3つのクールなチャットボットを紹介したい。

日程調整、レストラン探しなどさまざまな用途に向いたチャットボットが開発されている。(C)Shutterstock
日程調整、レストラン探しなどさまざまな用途に向いたチャットボットが開発されている。(C)Shutterstock

 1つ目は米クラララボ(Clara Labs)が開発する「Clara」だ(i)

 「ソフトウエア秘書Clara」とも呼ばれるこのチャットボットは、日程調整に特化している。具体的な手順はとても単純だ。メールにて日程調整の必要が生じたときに、CCにClaraのメールアドレスを入れるだけでよい。文面を理解したClaraは、参加予定者の空き時間や、会議室の空き状況を踏まえて、日程調整のメールを送る。候補日を提示し、それぞれの参加者の参加可否を把握し、最も望ましい時間帯に会議を設定し、参加者への通知までを行う。

 社内会議のように、それぞれの人の予定が一覧できる状況であれば、それほど難しいことではない日程調整も、社外の人との面談といったスケジュールを一目瞭然にするわけにはいかず面倒だ。開発元によれば、1回の会合のスケジュール調整を行うには平均7通のメールがやりとりされる。Claraはその時間を狙うべき“原資”としてサービス提供を進める。これは日本語対応がなされるのであれば、あすにでも使い始めたい一品だ。

 2つ目はさまざまな国内のスタートアップコンテストを総なめにしているSuper Duper(東京・港)の「Satisfood(旧称HeY)」だ。これは、訪日外国人向けの「チャット型AIレストランメニュー」である(ii)

 日本食に対する期待は高いにもかかわらず、訪日外国人の「爆買い」はあっても「爆食」は起きていない。なぜか。その一因は、料理を外国語で説明することは難しいからだ。ましてや、地元民が舌鼓を打つような、相性の良い食い合わせのオススメは至難の業だ。結果、「取れたてのアジのたたきと地元の銘酒」を頼むことなく、「初日に食べることができた」という経験だけで焼き鳥と焼きおにぎりを頼んでしまう。店員も英語で説明できる自信がないため、なじみ客にするような接客はできない。これでは注文は増えず、店としても売り上げが伸びない。

 そこで、Satisfoodはユーザーが気に入りそうな料理を提案する。5カ国語に対応する。ベジタリアンなどで食べられないメニューがある顧客には、事前に設定しておけば、その制約を踏まえて提案をする。店員の負担も減るし、顧客も喜ぶ。

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